飼い主に放棄された盲目の犬。保護団体が引きとって人々に呼びかけたところ、最適な家族が見つかりました。視覚障害のあるウォーカーさん一家です。犬は幸せな生活への第一歩を踏み出しました。
盲目で、足を骨折した犬ルイス

出典:https://www.wral.com/dog-left-blind-by-previous-owners-was-adopted-by-veteran-who-is-visually-impaired/19484416/
昨年までのルイスの暮らしは、困難なものでした。
ルイスは米国に住む3歳のラブラドール・シェパード犬です。ひどい感染症を目に患ったとき、飼い主は治療をするのではなく目を摘出する手術を選んでしまいました。
しかもルイスは車に轢かれて足の骨を折ってしまったのです。この盲目で足にケガをした犬を、飼い主は非情にも動物管理局へ引き渡してしまったのです。
そのことを知ったカリフォルニアにある非営利団体「ヘレン・ウッドワード動物センター」は、ランチョ・サンタフェにある一時保護施設へルイスを引き取りました。
そして同センターはルイスの状況についてウェブ上に投稿しました。するとたちまち寄付や「引き取りたい」とう申し出が殺到したのです。
まもなくルイスは最適な家族へと引き取られていきました。その家族というのは、海兵隊を退役したスティーブ・ウォーカーさん一家です。妻のケーシーさん、娘のジョーダンさんとともにサンディエゴに住んでいます。
フェイスブック上で「縁組」の完了報告
同団体はフェイスブック上に投稿しています。

出典:https://www.wral.com/dog-left-blind-by-previous-owners-was-adopted-by-veteran-who-is-visually-impaired/19484416/
「こちらがルイスの飼い主のウォーカーさん一家です。わたしたちは月曜日からルイスのために最適な家庭を探し始めましたが、このウォーカーさん一家はまさにぴったりです。スティーブさんとケーシーさん夫妻のお嬢さんのジョーダンさんが、ルイスの引き取り申込書とともにエッセイ文を寄せてくれました」
「ウォーカーさん一家は、動物愛にあふれたすばらしい環境をルイスに与えてくださいます。家には保護されてやってきたブルドッグのドラゴンとウサギのハニーも同居しています。こうしたペットたちと遊ぶだけでなく、家族の中でとくにルイスと同様の経験をした人がいるので、一緒に心を通わせることができるだろうとみんなが期待しています。それはお父さんのスティーブさんです。彼もルイスと同様、視力を失ったのです」