今回紹介するのは、アメリカで活動している保護団体『The Humane Society of the United States』が経験したマラミュートたちの子犬工場摘発動画です。人里離れた場所に、150頭近くものマラミュートが乱雑に扱われていたのです。
山奥で強制繁殖させられていたマラミュートたち

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lRiTGyViyf8
今回、保護団体『The Humane Society of the United States』が向かった先は、アメリカのモンタナ州、人里離れた山奥にある子犬工場です。マラミュートが大量に監禁され、強制的に繁殖させられている酷い状況だったと言います。
保護団体の職員たちが現場に到着すると、多くのマラミュートたちが遠吠えを上げるように出迎えてくれました。
元々、マラミュートはコミュニケーションをとることが好きな犬種です。それにも関わらず、人里離れた場所に監禁され、碌に人の愛情も注がれずに育っていたのです。彼らにとって、酷く苦痛だったことでしょう。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lRiTGyViyf8
金網の中から「早く出して」「助けて」という声が聞こえてきそうな勢いで、職員たちに近寄ってくるマラミュートたち…その姿を見るだけで心が締め付けられます。
1頭ずつ保護…子犬も多く発見される
ザッと敷地内には150頭ほどのマラミュートがいます。早速保護活動に取り掛からなければ、日が暮れてしまいそうです。
まずは大人のマラミュートから1頭ずつ保護していきます。大人のマラミュートを保護していく中で、子犬たちも大勢見つかりました。どれだけ繁殖させたのでしょう。もう無理やり酷いことをされないよう、安全な場所に移動しようね。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lRiTGyViyf8
中には「やっと人間と遊べる」と喜ぶ姿を見せるマラミュートも!どれだけ人からの愛に飢えていたのでしょう。職員に甘える姿は、大きくてもとても愛らしいですね。
人間から酷い扱いをされていたのに、こんなにも純粋に人の愛を欲してくれているなんて、今までごめんねと心から謝罪と、これからより良い環境を与えてあげたいです。
最後に

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lRiTGyViyf8
結局、こちらの子犬工場の摘発は、夜まで続きました。The Humane Society of the United Statesは、今までも警察と協力し、数多くの子犬工場を摘発してきたと言います。今回のマラミュート工場はほんの一角。世界中で多くの犬たちが繁殖させられ、その後売られているのです。
今回のこの工場の実態を見て、皆さんはどう思いますか。「犬を購入して飼う」ことの裏側には、こうした違法な子犬工場の実態が隠されていることもあるのです。これから犬を迎えたいと考えている方は、ぜひお迎えする場所を考え直してみてください。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:The Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States