別々の場所で保護された2匹の犬…1匹は闘犬の『咬ませ犬』にされボロボロになっていたメスのピットブル。そしてもう1匹は、路上生活をしており保護されたことで落ち込んでしまったオスのピットブルです。そんな2匹が出会ったところ、素敵な反応を見ることができました!
別々に保護された2匹のピットブル
同時期に保護団体『Hope For Paws』が保護した犬の中に、メスのピットブルとオスのピットブルがいました。2匹はそれぞれ別の場所で保護され、同じ施設に一時保護されていたのです。
メスのピットブルは、大怪我を負っているところを路上で保護されました。闘犬の『咬ませ犬』として酷い仕打ちを受けていたようで、発見時にはぐったりとした様子を見せていました。
保護後は人懐っこい様子を見せてくれていたとてもいい子のケイデンス。しかし、やはり闘犬の咬ませ犬として酷い扱いを受けていたため、心も体もボロボロの状態でした。
こちらはケイデンスを保護した時の動画です。お時間のある時に、併せてご覧ください。
野良犬として路上生活をしていたチャンス
そしてもう1匹のオスのピットブルは、ずっと野良犬として路上生活を送ってきていたと見られています。そこを保護依頼を受けた『Hope For Paws』によって保護してもらったのです。
しかし、ずっと路上生活を送ってきた犬としては、人間との共存に馴染めなかったようで、すっかり落ち込んでしまっている様子を見せていました。
チャンスの保護時の記録はこちらです。人に馴れておらず、逃げ回るチャンスの様子が確認できます。
1日違いで保護された2匹…奇跡の出会い
そんな別々の場所で同時期に保護された2匹のピットブル。お互い心に傷を負っていたり、自信を喪失してしまったりと落ち込んだ様子を見せていました。
しかし、そんな2匹が同じ病室でご対面。すると、何やらチャンスの方がケイデンスに興味を持ち始めたのです。
初めは「何よ」というようにちょっぴりドライな反応を見せていたケイデンス。しかし、しばらくすると…
ケイデンスの方からも積極的に遊び始めたではありませんか!とても嬉しそうに、そして楽しそうにじゃれ合う2匹。この時まで、こんなにも楽しそうな表情を見せることはなかったと言います。
犬の心を癒すために様々な療法が行われますが、この2匹には犬同士で支え合う『ドッグセラピー』が効果的だったようですね♪相性の良い素敵なわんちゃんと出会えて本当に良かったです。
ちなみに、2匹のじゃれ合いをよくよく見てみると、オスであるチャンスがケイデンスよりも姿勢を低くして遊びに誘ったり、じゃれ合うようにして遊んでいたりする様子が見受けられます。
これは、はっきりとした理由は定かではありませんが、相手に対して「怖くないよ」「安心して」と気持ちを落ち着かせようとしたり、安心させてあげようとしたりする時にも見られる仕草です。
もしかすると、犬同士ということもあり、チャンスは何らかの理由でケイデンスが心に傷を負っていることに気づいていたのかもしれませんね。
その後
その後、とても仲良くなった2匹でしたが、別々の里親さんに引き取られたということです。2匹が別れてしまったことは、ちょっぴり切ない気もしますが、素敵な里親さんに引き取られたことは、とても喜ばしいですね!
これから2匹が素敵な生活を歩んでいけますように…動画を見ることで保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws – Official Rescue Channel
Hope For Paws
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