保健所の職員に『辛いお菓子を食べさせられ脳障害』を負った犬は理不尽な理由で処分寸前だった

悲しい

保健所で収容されている最中に、職員の誤った行為によって理不尽にも命を奪われかけた犬。そんな犬を助けるため、大阪府富田林市で犬の問題行動を改善するリバビリトレーニングセンターと保護犬シェルターを運営するポチパパさんが立ち上がります。

あまりにも酷い…誤解により命を奪われかけた犬

ケージに入った雑種犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=a9ISK4_r42M

飼い主のいない犬が収容される保健所。本来ならば、適切な対応が取られなければならない保健所で、あろうことかあまりにも酷い行為と理不尽な理由による殺処分がなされようとしていたというのです。

大阪で犬の問題行動を改善するリハビリセンターと保護犬シェルターを運営するポチパパさん。今回、ポチパパさんが救ったのは、行き場のない犬を保護し、譲渡先を探してくれるはずの保健所に収容されていた犬でした。

実はこの犬、職員が辛いお菓子を与えてしまったために、脳障害になったから譲渡対象から外されてしまったと言います。辛いお菓子を与えた職員に対してのみ攻撃性を見せるため、譲渡先を探すことができない、脳障害だと判断したというのです。違和感を感じませんか。

そもそも、犬に辛いお菓子を与えること自体が問題行動ですし、与えられた物を食べ、それが辛くて驚いてしまったため、与えた職員を警戒する…という行動は、警戒心の強い犬、特に保護犬であれば当たり前の行動と言えます。それを攻撃性がある、脳障害だからと切り捨てるなんて、あまりに理不尽すぎます。

この行動には、ポチパパさんも怒りを抑えきれない様子です。

『フードアグレッシブ』を持つも改善は可能

散歩する雑種犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=a9ISK4_r42M

ポチパパさんによると、獣医さんには「食べ物を目の前にすると攻撃性が出てしまう『フードアグレッシブ』を持っている」と言われたそうですが、この問題行動自体は改善が可能です。

問題行動の多くは、正しいトレーニングを続けることで改善が可能なのに、理不尽な行為によって命を奪われかけてしまった今回の事例。あまりに許しがたいです。ポチパパさんは、そんな理不尽な目にあってしまった犬をトレーニングすることで救おうとします。

ケージの扉を開けようとすると激しく吠えましたが、そーっとポチパパさんが扉を開けてあげると、すんなりと大人しく外に出てきました。少し緊張気味ですが、暴れることもなく辺りをキョロキョロと見回しています。可愛らしいですね。

まずは環境に慣れさせてから、少しずつトレーニングに入るようです。今後、ポチパパさんとトレーニングに励み、素敵な第二の人生を送れるといいですね!

最後に

散歩を楽しむ雑種犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=a9ISK4_r42M

ポチパパさんは動画でおっしゃっています。保健所で、なぜ本来与えてはいけないお菓子を動物に与えているのか。そして、なぜ辛いお菓子を食べたからといって、脳障害と判定してしまったのか。さらに、保健所には必ず1人はいるドッグトレーナーさんが、なぜ問題行動を改善できると指摘してくれなかったのか…。

動物たちの最後の望みでもある保健所。もちろん大変なお仕事であることは重々承知しておりますが、今回のような理不尽な理由で命を奪われる動物たちが再び出ないよう、しっかりとした体制を整えてほしいと願います。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:ポチパパ ちゃんねる【保護犬達の楽園】

ポチパパ ちゃんねる【保護犬達の楽園】

▼▼ Facebook ▼▼
https://www.facebook.com/yoshihiro.kitamura.121

▼▼ Twitter ▼▼
https://twitter.com/pochipapa_

こんな記事も読まれています

なぜか【1頭だけ置き去り】にされてしまった!健気に家族の帰りを待ち続ける小型犬を保護

動物病院で患者たちを落ち着かせる、不思議な力を持つ猫『ロン』看護士として活躍!