これが動物保護の現実…犬猫の保護活動の裏側は困難続き。1匹の命を救うのは簡単じゃない!

子猫 なるほど

今回紹介するのは、動物愛護団体『ディ・アンク』に寄せられた相談ケースです。犬や猫の保護活動は、すんなり行くことの方が圧倒的に少ないです。今回紹介する保護事例は、そんな困難を乗り越えて救われた子猫の物語を紹介します。

側溝から男性に保護された小さな命

保護された子猫

出典:https://photos.google.com/share/AF1QipNVgvNmffDLnCCrHX_95XP_Hb45Uh0KXArrCkAQSUzOR6Wc7Ni2CLCGVke4thwH3A/photo/AF1QipMIg9dfYsBm5EGF8_KiiWKn0hIUthB4jE1Pjv1B?key=WVAwVGJMX0ctOGN6YU9OQmlJQW1ZY2dERnQ4c1J3

今回紹介する子猫は、ある夜、仕事終わりに道を歩いていた男性に偶然発見されました。男性の話では、年配男性が側溝を覗き込んでいたため「どうしたのか」と尋ねたところ、側溝に小さな子猫が落ちてしまっていたとのことです。その子猫は生きようと頑張って側溝から這い上がろうとしていたのだとか…男性は自力では難しいと判断し、一時保護することに。

夜も遅かったことから、男性は急いでお店へと駆け込み、子猫のために粉ミルクと哺乳瓶を買いに走ったと言います。また、子猫の里親さんを探そうと動画を撮り、SNSにアップしたと言います。とても心優しい男性です。

しかし、簡単には里親は見つかりません。また、男性も日中は仕事があるため、年配であるお母さんに預けることになってしまいます。こうして、動物愛護団体『ディ・アンク』に相談をしてきたのです。

しかし、この時ディ・アンクでは、多くの猫を保護し収容していたため、新たに保護猫を収容する余裕がありませんでした。引き取りたいのは山々でしたが、ケージがなかったのです。

そこで、引き取ることはできませんでしたが、一緒に里親探しをお手伝いすることにしたと言います。里親募集をするためには、ネットにアップする写真と動画が必要です。これらを撮影しに、実際に子猫に会いに行くことになりました。

保護した後にも困難が待ち受けている

鳴く子猫

出典:https://www.facebook.com/100003923641150/videos/1540862676054506/

ディ・アンクのスタッフが子猫の元へと訪れると、子猫を日中預かっている年配のお母様は「自分でお世話できないのに息子が連れてきてしまった」とおっしゃっていたそう。また「自分で連れ帰ってきたのに、人様に迷惑をかけてしまうのは良くない」とも言っていたようです。

たしかに、保護した後のことを深く考えずに連れ帰ってきた結果、日中はお年を召したお母様に預けることになってしまいました。しかし、息子さんは「それでも命やけぇ、見た以上放ってはおけん!」と反論していたと言います。

息子さんの気持ちもよくわかります。必死で生き残ろうとしていた子猫を見捨てることはできません。まして、そのまま放っておけば、雨が降った時に流されてしまったり体が冷えて凍え死んでしまったりする可能性もあるのです。カラスに襲われる可能性も十分あります。そんな場所に置いていくことはできません。

保護されたとしても、こうして数々の試練が待ち受けているのが現実です。保護をした人が必ずそのまま迎え入れることができるわけでもないため、里親探しを必死で頑張るしかないのです。

ディ・アンクが引き取ることに

本当は引き取る予定はなく、ただ里親探しの手伝いをするために写真と動画を撮影しに訪れただけでした。

しかし、お母様が「ロースハムをあげたけど、食べなかった」と言った一言で考えが一気に変わります。ロースハムは、塩分が多く、弱っている子猫に与えると死んでしまう恐れがあります。

善意から美味しいロースハムを与えようと考えてくれたのでしょうが、これでは危険すぎます。子猫を保護し続けるのは、やはり猫に関して知識がある人が行う方が安全です。こうしてディ・アンクに連れ帰ることになったのです。

ディ・アンクには、収容するケージがありません。そこで、急遽ダンボールで自作ケージを製作!子猫は狭い場所に閉じ込められるのが嫌だったのか、「出して!」と何度もせがんできたと言います。少しの間、辛抱してね…。

引き取られた保護猫

出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=1425419384265503&set=a.1258376410969802

その後、子猫は「千夏」と名付けられ、ディ・アンクで引き取られることになりました。里親募集をしたものの、一時預かりの方も里親さんもなかなか現れず、保護から1ヶ月してもディ・アンクのスタッフさんのお家にいました。

当時Facebookに投稿された投稿

『細江町保護の子猫、思っていたより大きかったです!

体重は380g、体はとても小さいのですが、歯がしっかり生えているので生後1ヵ月は経っている模様。子猫用ムース食べました!ミルボラ募集してましたが、取り消し!普通に里親さんか一時預かりさん募集です!

右目に軽い結膜炎あり、目薬のみの対応です。寄生虫は今のところ見当たらないそうですが、ノミがいた子なので後で出てくる可能性がないとは言えないとのこと。駆虫はしてもらいました。

他に問題はなく、とても元気な子です。

今のところ、ケージから出してくれとよく泣きます。三毛キジの女の子です。体が小さめ。人馴れしてます。』

出典:Facebook

治療が必要な事態に費用がかかる

診察してもらう子猫

出典:https://www.facebook.com/photo/?fbid=1408550165952425&set=pcb.1408550292619079

保護した後、里親さんがなかなか現れないと、その間に様々な処置をしなければいけなくなります。そのため、医療費が膨大にかかり、保護した側が大変な思いをするケースも少なくありません。

今回の千夏ちゃんも保護から1ヶ月経った頃、おへそが大きく膨れてしまい、うっ血し始めたため手術が必要になりました。また、月齢的に混合ワクチン接種や避妊手術も必要になったため、そちらも施術を終わらせたのです。高額な医療費がかかっています。

子猫を助けることができたことは良いことでしたが、現実的に考えると、やはり1匹の子猫を助けるために1人の保護者が高額医療費を担うのはとても大変なことです。

実は、千夏ちゃんは生後半年ほどになっても里親さんが見つからず、ディ・アンクの保護してくれている方の元にいると言います。子猫の保護は、保護した後もさまざまな苦労が続きます。こうした保護してくれている方々の苦労も含めて、多くの方の支援が必要不可欠なのです。

千夏ちゃん

出典:https://www.facebook.com/diankshimonoseki/photos/a.2079037652376647/2540704896209918/?type=3&theater

※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載団体名:ディ・アンク

ディ・アンク

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