NPO『くすのき』の永遠の看板猫ピグモン。白血病と脳障害で闘病しながら1日1日を一生懸命生き、4年間の猫生に幕を閉じました。
2016年春…道端で拾われた子猫

出典:https://twitter.com/atami_kusunoki/status/1237722469361836034?s=20
永遠の看板猫ピグモンとNPOくすのきの出会いは2016年の春のことでした。
通りがかりの女性が、道端でうずくまる子猫を見つけます。女性はすぐに子猫を動物病院に運び、病院がNPOくすのきに連絡したのが始まりでした。

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NPOくすのきのシェルターで生活することになったピグモンは、表情豊かで愛嬌たっぷり。
譲渡会に参加をするとすぐに里親希望の申し出があり、永遠の家族の元へ行くことが決まりました。
ところが…永遠の家族が決まった矢先に、白血病を発症してしまったのです。
永遠の家族となるはずだった里親候補の方は、白血病を発症してもピグモンを引き取る決意は揺らぐことはなく、お迎えしたいと言ってくれました。
しかし、その方の自宅には先住猫が3匹おり、白血病の感染リスクがあるためせっかくのご縁でしたがお断りすることになったのです。
更なる試練がピグモンを襲う

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間もなく生後8ヶ月を迎えようとする頃、シェルターで元気に生活していたピグモンに更なる試練が訪れます。
ある日突然、動けなくなってしまったのです。
自分に何が起こっているのか戸惑っているような表情をしているピグモンを抱え、すぐに動物病院へ向かうと…
獣医師から告げられたのは脳の障害でした。
生後8ヶ月に満たないピグモンは寝たきりになってしまったのです。

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寝たきりになり介護が必要となってしまったピグモン。気力も失せてしまったのか、自分からご飯を食べなくなってしまい、強制給餌をするしかありませんでした。
介護生活が始まって8、9ヶ月が経った頃、ピグモンに変化の兆しが見られます。
表情は落ち着き、自力で首を上げられるようになり、ご飯も自分から食べるようになったのです。

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必死に生きようとする姿に感動と感謝しかありません。
お世話をしていたスタッフのみなさんもどれだけ嬉しかったことか…。
一進一退の日々
ピグモンの体調は安定せず、2019年の秋には毎日のように通院する必要があるまで体調が悪化してしまいます。
それでも奇跡の回復を見せ、無事に年を越すことができました。
2020年の1月末にはとても危険な状態になりますが、再び驚異の回復で周りの人を驚かせることに。
「奇跡の猫」としていつも周りの人を驚かせ、喜ばせてくれたピグモンですが、2020年2月25日、その生涯に幕を閉じて天使となりました。
ピグモンは4歳と少しという短い生涯でしたが、優しい女性によって保護されてからこれまでずっと、たくさんの人からたくさんの愛を受けてきました。

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白血病や脳障害なんてもろともせず、1日1日を立派に生き抜いたピグモン。
ピグモンは、これからもくすのきの永遠の看板猫として輝き続ける存在なのです。
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