10年もの間、ネグレクトされていた犬。外の世界から遮断され、水も食べ物もロクに与えられず、孤独にただ1日1日が過ぎて行くだけの毎日を過ごしていた犬は、病気になったことで所有権を手放され外の世界を知ることができました。
10年間ネグレクトされて孤独だった犬
この犬は『ミッシー』です。
ミッシーは粗大ごみに囲まれ、外の世界から完全に遮断された狭い囲いの中で暮らしていました。
極寒の日であろうが、猛暑の日であろうが、お粗末な小屋に鎖で繋がれたまま。食べ物も水もロクに与えられていませんでした。
動物愛護団体『PETA』はミッシーの存在を知ると、飼い主にミッシーを引き渡すように説得しますが、決して手放そうとはしませんでした。
ネグレスト状態のミッシーをこのままにしておくことはできません。
PETAのメンバーたちは手が空けばミッシーの元を訪れ、食べ物や水を与えたり、冬になれば小屋にワラを敷くなど、出来る限りのことを行っていました。
病気になって転機が訪れる
そんなある日、ミッシーの心臓にフィラリアが寄生していることが発覚します。
所有者である飼い主にミッシーがフィラリアであることを告げると、ミッシーの引き渡しに承諾しました。
ミッシーは何かを察したのか、喜びを全身で表しています。
PETAの施設で、体を洗ってもらうミッシー。
初めての体験ですが、表情は何だか嬉しそうです。
ブラッシングもご満悦そう!
こんな風に撫でてもらうのも、初めてなのでしょう。
表情が生き生きとしています。
ボールを投げれば走って追いかけ…
今度はベッドを運びだしてきてイタズラ…。
おやつをもらって味わうように食べるミッシー。
どんな時も精一杯楽しむミッシーの姿は、まるでこれまでの10年間を埋めているかのようです。
ミッシーを待ち受けていたのは…
ミッシーは車に乗り込んでドライブに出発です。
車の中から見る景色にもミッシーはわくわく!
向かった先は…
ミッシーの永遠のおうち!
そう、ミッシーにはすぐに永遠の家族が見つかったのです。
ミッシーはフィラリアの治療が続けながら、自分だけを愛してくれる家族と共に、新しい犬生をスタートします。
ミッシーの止まっていた時計が動き出す瞬間!幸せになれて本当に良かった。
ミッシーの様子は実際に動画でご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)