「猫は不潔だから捨てて」彼氏か猫の二択を選ぶことになった24歳女性の下した決断は?

なるほど

彼氏は「猫は不潔」と言い切り、彼女が愛猫にキスするのに大反対。結局、猫好きな女性は破局を選び、その経緯をネット上に投稿しました。これを見たネット民の反応は賛否両論さまざまです。

恋愛が続くためには…?

恋愛が続くためのポイントは「2人がどれだけ相性がよいか」です。お互いの趣味や価値観が似ているかどうかも大事ですが、実は「日々の生活で何が一番大事だと思っているか」が重要です。

なかでも猫についてどう感じているかは、最重要項目といっても過言ではありません。当初さほどの違いはないと思っていても、一緒に過ごすうちにこれが大問題になってくるのです。

出典:https://www.boredpanda.com/girlfriend-chooses-unhygienic-cat-over-boyfriend/

クラムという名の猫を飼っている24歳の女性には、恋人カイルさんがいます。彼は彼女の家によく泊まっていくようになりました。

「これまでカイルはペットを飼った経験がなく、彼にとってクラムは『我慢して妥協する』だけの存在だったのです」と彼女。

やがてカイルさんはクラムの「不潔な」行動に文句をつけるようになります。カイルさんにとって、彼女が猫にキスするのは最悪の行為でした。

「わたしのことを非衛生的だと非難し、クラムは汚らしいと断定しました。猫と同じ寝室で眠るなんて気持ち悪いし、あたりは猫の毛だらけになるといいました」

カイルさんはいつでも別れる準備ができていたようですね。一方で彼女にとっては、恋人と猫のどちらを選ぶかは明白でした。

彼氏が猫を「不潔だ」と非難

では彼女の投稿内容をご紹介しましょう。

出典:https://www.boredpanda.com/girlfriend-chooses-unhygienic-cat-over-boyfriend/

「わたしは24歳女性で、カイルという名の25歳男性と2ヵ月間付き合っています。彼はうちに泊まるようになりました。彼はペットを飼った経験がなくて、うちの飼い猫の存在を仕方なく我慢していたのです。でも猫のクラム(4歳オス)はわたしにとっては一番大事。クラムはわが家を仕切っています。それはどんな飼い猫でも当たり前のことでしょう?クラムが生後3ヵ月のときに捨てられていたのを、わたしが道端で保護し、ケアをして健康な猫に育て上げたのですから」

「クラムのほうもカイルには関心を示しません。わたしも強いて求めませんでした。クラムの好きなようにふるまえばいいと。ところが最近、カイルがクラムのことで文句をいうようになったのです」

「たぶん洗面所で、クラムがわたしの電動歯ブラシに顔をすりつけているところを目撃したのでしょう。彼は興奮して不潔だといいはじめました。わたしは笑って『そうだねえ』と受け流したら『新しいのを買い替えろ』というのです。でも電動ブラシは高価なのですよ。断ってブラシを棚の中にしまうだけにしました」

「そのうえ彼は、わたしの猫との『夜の儀式』が気に入らないというのです。毎晩就寝前にクラムの頭とお腹、そして顔にキスをしています。クラムの寝場所はベッド横の小机の上です。この儀式をしないと、クラムはわたしの体に乗って催促します。ちょっとしつこいかもしれませんが、いつもそうなのです。わたしもこの儀式が気に入っていますし」

「ところがカイルはこれが非衛生的だというのです。クラムは室内猫でいつも毛並みを手入れしてあげているのに、彼は『汚い』と断定します。猫と同じ寝室で眠るなんて気持ち悪いし、あたりは猫の毛だらけになるといいました。でも実際はそんなことはないし、カイルには猫アレルギーもないのですよ」

「『歯ブラシはちゃんとしまったよ』と説明しても『きみは冗談としか受け取らないけど、クラムをチャンと叱るべきだ』といいます。猫を叱ったり罰したりすることはできないと説明しても、聞く耳を持ちません」

猫にキスは「気持ち悪い」?

出典:https://www.boredpanda.com/girlfriend-chooses-unhygienic-cat-over-boyfriend/

「おまけに『猫にキスするなんて気持ちが悪く不潔だ。またキスしたら、ぼくはきみともうキスはしないよ』といいます。『ぼくが来たときは猫を外に出すか、ケージに入れてよ』とまでいうのです」

「カイルは『猫がいると2人には未来はない。こんなに衛生環境を心配しているのに、きみは笑ってごまかすだけだ』といいました」

「わたしにとってクラムは彼氏より1万倍も大事。カイルの前で大笑いして『じゃあ、お別れね』と言い放ちました」

「ペットのいる人は一緒に笑ってくれるけれど、いない人はカイルのために努力をしなかったわたしを非難しています。『カイルが求めたのは猫を捨てることではない。妥協すればよかったのよ。あなたは変。彼の気持ちもわかるわ』というのです」

どう生きるかは個人の選択

では専門家の意見は? 猫の問題行動改善のための事業所を運営するモリ―・デヴォスさん(認定猫類訓練士、動物行動スペシャリスト)に話を聞きました。

彼女にも同様の経験があるそうです。

出典:https://www.boredpanda.com/girlfriend-chooses-unhygienic-cat-over-boyfriend/

「わたしは愛猫ピコが一緒に寝てくれるのが好きです。でももちろん、そういうのを気に入らない人もいます。前に付き合った彼は、うちで寝るときに寝室のドアを閉めるので、理由を聞いたら『トイレをした猫がその足でベッドに乗ってきて、一緒に眠るなんて不潔だ』というのです。ばい菌が枕やシーツにつくというのです」

モリ―さんは、こんな彼氏と早めに別れてよかったといいます。だって続かないですからね。

猫にキスしたり一緒に眠ったりするのは安全なのでしょうか。

「猫の口の中は、ばい菌だらけですが、キスや同じベッドで人間が感染症になったという話は聞きません」とモリ―さんはいいます。

「わたしにとって猫はとても大事な存在。そこで最初のデートのときに(あるいはその前にメールで)質問します。猫アレルギーはあるか? 前に猫を飼っていたか?…今の夫と初めて出会ったときもそういう質問をして、彼が猫を飼っていた経験があり猫好きだと聞いて、うれしくなりました。彼はその後もずっと猫にとって最良の飼い主ですよ」

人はどう人生を生きるのか選択できることが大切だ、とモリ―さんはいいます。ペットとの生活もその選択の一部です。

「カイルさんは他人の生き方も支配しようとしているみたいですね。配偶者同士は同じ価値観をもつことが大事です。猫の飼い主という選択も含めて」

ネット上では賛否両論

ネットに投稿された、彼女の行動に賛成する声をご紹介しましょう。

「クラムはすばらしい猫のようだね。それに比べて彼氏はダメだ。猫を選んで彼を捨てるのが幸せというものさ」
「彼氏はいずれ猫を捨てさせようとしたと思うわ。『ぼくが来たときは猫を外に出すか、ケージに入れてよ』という発言は、一緒に住むようになったらずっと外という理屈になるものね」
「彼氏と別れるべきですね。お互いが違いすぎるし、付き合って2ヵ月もたつのにあなたのライフスタイルを支配して変えようとするなんて。私の経験からいうと、猫好きの男性を見つけたほうがうまくいくわ」
「クラムは今後16~20年間は人生を共にする存在です。それに比べてカイルは今後16~20時間ほどでしょう。これから状況は悪化するばかりですよ。きっとカイルは猫に嫉妬しているんだ」
「彼は支配欲の強い人間だ。あなたの生活を思うとおりに変えようとしている」
「単に2人の相性が悪いだけではありません。2ヵ月も付き合って、あなたを変えようとする人間なんて、危険人物です」
「努力して関係を保つ価値のない男ですよ」

これに対し、彼氏の気持ちもわかるという声もあります。

「たとえ室内猫でも、排泄のあとは舌で汚れを拭くでしょう?だからあなたのキスは不潔です。人間とペットの間には厳然たる境界を設けるべきです。前は4匹の猫を飼っていて、今は2匹の犬がいますから、お気持ちはわかります。でもペットが家を仕切るなんてばかげているわ」
「離婚後、デートサイトを見て相手を探しています。でもペットと一緒に撮った写真を載せる女性は敬遠するね。ぼくはペットアレルギーがあるので、個人的には彼氏の意見に賛成だ。だけど人にはそれぞれの生き方があるし、単に2人は合わなかったということだね」
「彼氏の意見には賛成だけど、別にあなたが変人だとも思いません。人は自分が大切だと思うことで妥協すべきではない。あなたが『彼氏の1万倍は猫のほうが大事』というのには思わず笑っちゃいました」
「彼のいうとおり、あなたは不潔だ。いくら猫が身ぎれいにしても、自分の口や顔を近づけるのは危険だ。きっと家じゅうに毛も散らばっているだろうし」
「彼が自分の思うとおりの恋愛をしたいなら、ペットを飼っていない女性と付き合うべきでしたね。でも女性のほうもすばらしい恋愛をしたいなら、うれしくないことでも妥協する必要があると理解すべきですよ。それにあなたは猫の飼い主の中でも極端なほうだと思います。彼の前で大笑いして『お別れね』というのは、ひどいね」

あなたはどう思いますか?

出典:https://www.boredpanda.com/girlfriend-chooses-unhygienic-cat-over-boyfriend/

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