ハンドルネーム「プリン」さんが里親として迎え入れた猫は、住宅街で保護され、検査の結果は問題ありませんでしたが、両目が見えない状態でした。しかし、それでもプリンさんの愛情と先住猫との関係により、幸せを掴むことができました♡
住宅街で保護され収容された子猫

出典:https://nekochan.jp/column/article/15520
ある子猫が保護センターに収容されました。その子猫は、数日間同じ場所にずっとうずくまっていたそうで、その様子から保護センターに収容されたそうです。健康に問題がないか調べるため、すぐに病院で検査が行われました。
子猫は少し痩せている状態ではありましたが、怪我もなく、健康上特に大きな問題は見つかりませんでした。しかし、なぜか子猫の両目は閉じたまま…。
怪我をしている様子もないため、先天性の障害だと思われます。頑張れば少し瞼を開くことはできるものの、目は見えていないとのことです。
食事や排泄といった日常生活に必要な動作は、大きな問題はありませんでした。しかし、やはり健常な猫に比べるとケアや手解きなどのお手伝いは必要となります。
最初はセンターに収容されていた子猫でしたが、その後、ボランティア団体に引き取られました。そして現在、プリンさんのお家の猫として引き取られたのです。
目の見えない子猫を迎え入れるために準備を開始
目が見えない子猫を迎えるためには、健常な子猫を迎えるよりも配慮が必要です。
プリンさんは、物が散乱していると危ないと考え、まずは猫が過ごす部屋を片付け、動ける範囲を広くしました。こうすることで、物や家具などにぶつかる危険性をできる限り無くしたのです。
また、日常生活に大きな問題がないとは言え、やはり最初のうちはトイレまで上手く辿り着けるかわかりません。そこで、子猫のためにトイレは2箇所に設置しました。
さらに、いきなり部屋の中で自由に過ごさせるのは少々心配だったため、まずはケージを2つ繋げた状態で、その中で過ごしてもらうことにしたと言います。
プリンさんにより、目が見えない状態でも安心して暮らせるよう手配が整えられていたのです。素晴らしい心がけですね!

出典:https://nekochan.jp/column/article/15520
子猫は「ココ」という可愛らしい名前をつけてもらいました!意外にもプリンさん宅の雰囲気にはすぐに慣れてくれたようですが、プリンさんのお家には、すでに先住猫がいました。その先住猫との関係を築くのが、少々難しかったと言います。
目が見えないこともあり警戒心が高くなる
先住猫ちゃんはココと歳がそう離れてはいなかったようです。そのため、先住猫ちゃんの方はココちゃんと遊びたがっていたようですが、ココちゃんは目が見えないため、警戒心が高くなっていたのでしょうか。先住猫ちゃんと顔をあわせるたびに威嚇していたと言います。
そこでプリンさんは、毎日短時間、2匹を同じ部屋で過ごさせてみることにしました。すると、少しずつですがココちゃんも慣れてきたようです。
距離か少しずつ縮まり、なんと追いかけっこをして遊ぶ姿が見られるようになったのだとか!プリンさんも「2匹が仲良く遊んでいる姿を見たときは、とても嬉しかった」と仰っています。
現在、ココちゃんがプリンさんのお家にやってきて約3年が経過しています。すでに2年経つ頃には、問題なく生活ができていたようです。
特に困ったこともなく、通常の猫と同じように暮らしているため、目が見えないと思えないほどだったと言います。

出典:https://nekochan.jp/column/article/15520
また、最初は関係を築くのが難しかった先住猫との関係ですが、今ではすっかり仲良しに。一緒に遊ぶのはもちろんのこと、寒い時は同じ猫用ベッドで一緒になって眠っているのだとか♡
また、高いところにもプリンさんの手を借りず、ぴょんぴょんと飛び乗ったり飛び降りたりして遊んでいると言います。もうすっかりプリンさん宅に慣れたようですね!
まとめ

出典:https://nekochan.jp/column/article/15520
ココちゃんを引き取り、今では円満に暮らしているプリンさんですが、やはり最初に引き取ろうと決めた時は不安も大きかったと言います。しかし、現在の生活を見てもわかる通り、障害を持つ猫でも付き合い方や部屋の配慮などにより、上手に暮らしていけると伝えたいと仰っています。
障害を持つ猫ちゃんを迎え入れようと検討している方は、ぜひ今回のプリンさんのお話を参考にしてみてください。