希少な『アジア象の赤ちゃん』が誕生!アメリカの動物園ですくすく成長中♡

なるほど

米国オクラホマ市立動物園でこのたびアジア象の赤ちゃんが誕生しました。子象は生まれる前からみんなの期待を集めていましたが、そのかわいい姿には、さらに世界中の人々が感心を寄せています。

象の赤ちゃんが誕生

2020年11月、世界がコロナ禍に苦しむなかで、オクラホマにある動物園は象の子宮にいる胎児のエコー写真を発表して話題になりました。明るいニュースに人々がほっと一息ついたのです。

ネット上に動物の赤ちゃんの写真はあふれていますが、生まれる前の写真が話題になったのは、めずらしいことだといえるでしょう。でもみなさん、その赤ちゃんがこのたび誕生したのです。「ラマ」という名のオスのアジア象です。お母さんはアシャ、お父さんはレックスといいます。

出典:https://www.boredpanda.com/baby-elephant-born-oklahoma-city-zoo/

ラマというのはサンスクリット語で「喜び」を意味します。2020年11月にオクラホマ市立動物園は「(当時)25歳の象アシャが妊娠中」だと発表しました。そのときアシャは妊娠8ヵ月でした。象の妊娠期間は22ヵ月(660日)です。最初に妊娠がわかったのはその年の2月でしたから、ずいぶん長い道のりでした。やっと生まれたのがラマなのです。

ラマの誕生は2022年1月20日午後8時26分。園内にある「サンクチュアリ・アジア」内の象小屋でした。

出典:https://www.boredpanda.com/baby-elephant-born-oklahoma-city-zoo/

この妊娠期間中、飼育員や獣医たちは特別に注意を払いながらアシャの状態を見守り続けてきました。ラマはアシャにとって4頭目の子で、いずれもこの動物園で出産しています。ラマは初めてのオスになります。

同園にいるのは8頭のアジア象で、アシャ(26歳)のほかバンブー(54歳)、レックス(53歳)、チャンドラ(25歳)、カンドゥーラ(20歳)、アチャラ(7歳)とカイラビ(3歳)です。

毎日新しく学ぶ姿に感動

出典:https://www.boredpanda.com/baby-elephant-born-oklahoma-city-zoo/

同園で象・サイ類担当責任者を勤めるレイチェル・エモリ―さんはいいます。

「象の赤ちゃんがすばらしいのは、好奇心が強くて毎日新しいことを学んでいく姿です。最初の数ヵ月間は母のアシャや叔母チャンドラ、姉の2頭の象のそばで過ごし、家族と交流しながら子象のあるべき姿を学び取ります。母の世話を受け、よく昼寝をして過ごします。3、4ヵ月後にはバナナやカンタロープなどの固形食糧に興味を示すようになるので、そのころに獣医の診察におとなしく反応できるよう、訓練を開始します。でもいまは、ラマはどうやって鼻を使うのか、どうやったら姉たちについていけるのかを学んでいるところです」

アシャの妹であるチャンドラ、そしてお姉さん象のアチャラとカイラビは、誕生のときに一緒に立ち会っていました。このことがいっそう家族の絆を強めたのです。

希少なアジア象を守れ

出典:https://www.boredpanda.com/baby-elephant-born-oklahoma-city-zoo/

今回の誕生が重要なのは、アジア象が絶滅の危機に瀕しているからです。アジア象は生息地の93%を失い、人間やほかの動物たちと共生せざるを得ない状況に追い込まれました。

「世界に4万頭弱しか残っていません。しかもますます減っています。数を増やすだけが課題なのではなく、93%もの生息地を失ってしまったいま、象が増えていく余地が残されていないのが大問題です」とレイチェルさん。

「象が街に来たり農作物を荒らしたりすることで、人と象が対立するようになり、車や列車にひかれる象も増えてきました。わずかに残った象の生息地を守り、野生と人間が共存していけるように努める必要があります」

「これに加え、象の数を減らす要因になったのが『ゾウ・ヘルペス感染症』(EEHV)と呼ばれる病気です。これにかかると65%の象が死亡してしまいます。野生でも飼育環境においても、この病気を診断して治療を行う試みが毎年実施されています」

ラマもいずれ父親に

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アジア象の将来にとってラマの存在は大きいのです。同園ではラマを「種の存続のための大使」として活用することを宣言しています。

「ラマは最初の1年間ここで家族と過ごします。今後数ヵ月たつと、親族ではない20歳のオス象カンドゥーラを紹介し、オスとしての行動を学ぶことになります」とレイチェルさんはいいます。

「カンドゥーラと家族象たちの群れは、あちこちの住区で一緒に過ごします。ラマが性的に成熟したら、きっと『動物園・水族館協会』の『象の種保存計画事業』に沿って別の動物園へ移送し、血縁関係のないメス象とともに群れを作ることになります。いつの日か、ラマの子どもたちが生まれていくことでしょう」

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アシャは出産後、体調もすぐに回復し、見事な母親ぶりを示しているそうです。

「もう4頭目なので、出産・子育てもベテランです。ラマがいろいろ興味深げに動き回るのを、きちんと見守りながら安全で快適なように心を配っています。いま26歳で女盛りです。平均寿命は47歳ですが、きちんと健康管理を行えば50代・60代まで生存できます」

「繁殖は40代まで可能です。アシャも今後数年間は出産を続けて保存計画事業に貢献していくことでしょう。でも歳を重ねて出産が重荷になってきたら、すぐに取りやめます」

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出典:https://www.boredpanda.com/baby-elephant-born-oklahoma-city-zoo/

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