スペインの保護団体『LetsAdopt』によって救急病院に運ばれてきたのは、全身の損傷が激しく敗血症性ショックに陥っている野良猫でした。
何者かに攻撃されて…
道端で倒れているところを搬送された野良猫『ボーイ』。
人か動物かは不明ですが、何者かに攻撃され全身の損傷がひどく、敗血症性ショックに陥っていました。
敗血症性ショックとは、臓器に血液が行き届かず、機能不全になって命に係わる重篤な状歌です。
どこもかしこもケガだらけ。傷口から膿が出ているところもありました。
丁寧に優しく膿を洗い流していきます。
全身を洗いますが、ボーイは鎮痛剤を投与されているのか、反応がほとんどありません。
特に足の傷がひどかったため、レントゲンで確認すると、骨折もしているようです。
ボーイは後ろ足の手術が行われました。油断できない状態のため、常にボーイの口の中を確認します。
なんとか助けてあげたい…。
獣医師たちによって、ボーイは賢明な治療が施されました。
その結果…
長期に渡る治療の甲斐もあり、ボーイは意識を取り戻し、シャーッと威嚇できるまで元気になりました。
まだ剃られた毛は生え揃っていませんが、早々に里親になりたいと申し出てくれた人の元へ会いにいくことに!
ウサギさんと猫さんがいるご家庭のようです。
警戒してなかなかクレートから出てこないボーイ。もともと野良猫だったのだから当然なのかもしれませんね。
しかし、ご馳走を目の前に置かれると…。
少しずつ頭を出して完食です。
しばらくの間は、なかなか慣れなかったボーイですが、優しいご夫婦と仲間たちに徐々に心を開き、いまではすっかり家猫を満喫しています。
動画の後半は、ボーイの変化が収められた素敵な記録。
どうぞボーイの奇跡の復活と変化を動画で実際にご覧ください。動画を見ることは保護活動の支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Viktor Larkhill (LetsAdopt)