今回は、長い間、ネグレクト状態だった犬「マーリー」についてご紹介します。動物愛護団体『PETA』は、5年間、暴力とネグレクトを受けているというマーリーの話を聞き、飼い主に飼育権利を放棄するよう頼むことに。しかし、飼い主はなぜかなかなか権利を手放そうとはせず…。
5年間、暴力とネグレクトに耐えてきたマーリー

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fwFJ78TeM0Q
今回ご紹介するケースは、動物愛護団体『PETA』が請け負った暴力とネグレクトに5年間も耐えてきた犬・マーリーのお話です。住居の裏庭に鎖で繋がれた状態のまま、5年間もほぼ放置状態で過ごしてきたマーリー。飼い犬にも関わらず、飼い主から愛されることを知らなかったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fwFJ78TeM0Q
5年間、マーリーは裏庭に鎖で繋がれた状態のまま、ほとんど放置されている状態でした。ドッグフードや水も毎日与えられることはなく、飼い主の気が向いた時に乱雑に置かれるだけ…。
屋外なので、雨が降るとドッグフードは汚い水でふやけてしまいますし、水は放置されたことで藻が生えている状態のまま放置されています。こんな不衛生なものを飲み食いしていると、病気になってしまうことは想像に難くありません。
しかし、それでも飼い主は特に状況を改善しようとはせず、そのまま藻が張った水と汚いドッグフードを置きっぱなしにしているのです。信じられません。
「興奮するから」と頭を叩かれる日々

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fwFJ78TeM0Q
また、飼い主は「マーリーがすぐに興奮するから」という理由から、すぐに頭を叩くのだそうです。動画でもとても悲しそうなマーリーの鳴き声を聞くことができます。
こんなに悲しそうな声を「興奮している」と考え、余計に酷い状況に貶めるというのでしょうか。飼い主としてはもちろん、人としてもどうなのでしょうか。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fwFJ78TeM0Q
そんなマーリーの状態を動物愛護団体のPETAは子犬の頃から知っていました。放っておくことはできない状況を見て、定期的に訪れては清潔で栄養のあるドッグフードを与え、藻の張った水を綺麗な水へと取り替えるなどの最低限のお世話をしてきたのです。
定期的に訪れお世話をすることで、「あなたは人に愛されているんだよ」ということを実感させるためだったとも言います。マーリーがここまで頑張ってこられたのは、こうしたPETAのスタッフさんたちの愛情を受けることができるから、というのも1つの理由だったのかもしれません。
そして訪れるたびに、飼い主に対して「飼育権を放棄するように」とお願いしてきました。しかし、必要なお世話をしていないにも関わらず、なぜか飼い主はマーリーを手放そうとしませんでした。
ようやく保護されたマーリー!幸せへの道を歩む

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fwFJ78TeM0Q
そしてこの動画が撮影された日、ようやく飼い主が飼育犬を放棄し、マーリーを手放すことに同意してくれたのです。もっと早くに手放してくれていれば、もっと早くより良い環境で過ごさせてあげられたのに…。
マーリーはPETAの施設にやってきた時、なんと「NO」というネガティブな言葉しか学習していなかったと言います。それがとても物悲しかったと…どれだけ飼い主に酷い扱いをされてきていたのか、この回想だけでよくわかります。
しかし、とりあえず無事に保護することができたので一安心♪そう思っていたところに、なんとマーリーの里親さんも見つかったのです!素晴らしい展開ですね。
その後

出典:https://www.youtube.com/watch?v=fwFJ78TeM0Q
その後、マーリーは里親さんのご自宅で明るく元気に過ごしています。笑顔も見られ、その様子はとても幸せそう♡また、里親さんのご家庭には、先住犬のハスキーがいるようで、そのハスキー犬ともとても仲良しなんだとか!
ハスキー犬のカイヤと追いかけっこをしたり、おもちゃで遊んだり、雪が降れば雪の中で思いっきりはしゃいだり…とても幸せそうなマーリーの様子は、動画でもご覧いただけます♪
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)
何の為に犬を飼っているのでしょうか。うちには柴犬2匹いますが大切な家族です。寝る時も一緒、旅行も一緒に行きます。なんで愛せないですか。私には分かりません。でもいい人に出逢えて良かった。幸せそうで良かった。世の中こういう人ばかりだといいのにっていつも思う。