今回ご紹介する事例は、保護猫団体の『ねこのおうち』さんが保護した小柄な猫「小夏」のお話です。自分より強い猫に追われて逃げていた小夏を見放せず保護した『ねこのおうち』で、ある奇跡的な展開が起こったのです。
他の猫から逃げていた小柄な猫を保護

出典:https://twitter.com/COKeS7nsxPGOroD/status/1135388997448916992?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1135388997448916992%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fnekochan.jp%2Fcolumn%2Farticle%2F14522
保護猫団体『ねこのおうち』を運営しているゴエママさんは、ある日、シェルターの監視カメラに逃げ惑う小柄な猫が映っていることを確認しました。どうやら自分より強い猫に追われて逃げているようで、まずは飼い猫かどうかを確かめることに。近所に聞いて回ったところ、野良猫であることがわかったため、すぐに保護することにしました。
昨日朝まで粘ってやっと保護できた子。最近になってシェルターの監視カメラに映ってた。夜限定だったので近所に聞き込みをして飼い猫じゃないのが確認とれたので保護。TNRした子たちに追い払われ逃げ惑う姿がカメラには映ってました。まだ小さな女の子です。弱い猫はリリースすると姿を消しますね… pic.twitter.com/wbw2Donq5Q
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) June 3, 2019
小柄な猫は、周囲の敵から身を隠すためにも夜に活動していたと言います。そのため、猫の保護は夜間に行われることになりました。
ゴエママさんは夜になり保護活動を開始しましたが、なかなか保護することができなかったと言います。小柄なこと、そして猫たちに追いかけられたことで警戒心が強くなっていたことも原因かもしれません。
想像以上に長丁場となった保護活動でしたが、朝方になり、ようやく捜していた小柄な猫を保護することができました。とても綺麗な瞳をしたメス猫です。
「ねこのおうち」で暮らすことに
手術を終え帰って来たけども…
耳カットしなかったけども…
若いこの子はどこかで子育てしてた。
子猫たちは生きてるだろうか😢
今夜一晩悩みます…… pic.twitter.com/QggXErgrLO— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) June 4, 2019
翌日、不妊手術を終えた小柄な猫ちゃん。しかし、この状態では1匹で外の世界で暮らしていくことは困難だと判断したゴエママさん。そこで、そのまま『ねこのおうち』で暮らしてもらうことにしたと言います。
しかし、施設に戻ったところで、ふと小柄な猫の胸が張っていることに気がつきました。どうやらすでに出産し、育児中のお母さんのようです。これにはゴエママさんもびっくり!
すぐに子猫を無事に保護しようと捜しましたが、見つけることができなかったと言います。子猫を見つけられなかったことで、心配でたまらないゴエママさん。一晩「大丈夫だろうか」と悩んだと言います。

出典:https://twitter.com/COKeS7nsxPGOroD/status/1137720177708097536?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1137720177708097536%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fnekochan.jp%2Fcolumn%2Farticle%2F14522
出産後だからでしょうか。それともずっと野良猫として暮らしてきたからでしょうか。保護した後、1週間が経過しても小柄なお母さん猫は警戒を続け、人に馴れる様子はありません。
人慣れ特訓中❗️
シャーシャー猫を触る私を後で見ながら笑うボラさん…私も笑うしかない(^o^;) pic.twitter.com/RNE8EkCYQC— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) June 9, 2019
ゴエママさんは「小夏」という名前をつけ、愛情を注げばいつかは馴れてくれるはず…と懸命にお世話をしながら愛情を注ぎ続けてきました。
すると、少しずつですがゴエママさんに馴れてきた様子を見せる小夏ちゃん。愛情を持って接し続けることで、警戒心の強い野良猫ちゃんも徐々にゆっくりと応えてくれるのですね。
そんな小夏ちゃんが人馴れしつつあるタイミングで、別件でゴエママさんが他の親猫を保護するという保護案件がありました。
親子猫を保護するにあたって母猫が先に捕獲器に入ってしまい残された子猫たちを呼び寄せてくれたのがこの子なんです。この子の子供たちを私は助けてやれなかった。ありがとね…あなたの鳴き声で子猫たちはあの茂みの中から出て来てくれた。まるで自分の子のように子猫の鳴き声に応えてくれた。命名小夏 pic.twitter.com/UCVzXTeHEJ
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) June 23, 2019
親猫を捕獲器で保護することはできたものの、先に親猫が入ってしまったことで子猫をなかなか保護できずにいたと言います。すると、子猫の鳴き声に反応した小夏ちゃんは、子猫たちに呼びかけるように優しく鳴き出したと言います。
自分の子どもではない子猫たちに呼びかけるように鳴く小夏ちゃん。自分の子どもを想っているのでしょうか。
すると、茂みから小夏ちゃんの声に反応するように子猫がゴエママさんが確認しやすい場所まで出てきてくれたというのです!そのため、無事にこちらの子猫たちは保護することができたと言います。
まさか小夏ちゃんが保護をサポートしてくれるとは…。自らに愛情を注いでくれたゴエママさんへの感謝の気持ちや信頼感から、一緒に子猫を誘い出してくれたのでしょうか。
小夏ちゃんの子猫たちを見つけることはできなかったものの、他の親猫さんの子猫たちを救い出してくれた心優しい小夏ちゃん。現在は、人にも馴れ、『ねこのおうち』で幸せに暮らしていると言います。これからもゴエママさんや他のスタッフさん、猫ちゃんたちと幸せに過ごして行ってほしいですね!
※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
団体名:一般社団法人 ねこのおうち
一般社団法人 ねこのおうち
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