下関動物愛護管理センターに収容された犬猫の命を救う活動を行う『ディ・アンク』。負傷した猫を見つけても、愛護(管理)センターに通報すると駆除されてしまうと警報を鳴らしています。
多くの人が勘違いをしている
もし、目の前に病気やケガで苦しんでいる猫がいたら…?
何とか助けてあげたいと思っても、知らない猫を動物病院に連れていき、治療を受けさせてあげる人はごくごく僅か。
多くの人は、愛護(管理)センターや保健所に通報し、何とか助けてもらおうとします。
この投稿をInstagramで見る
愛護センターに通報する理由のほとんどが、放置できない、見過ごせない、助けてほしいという善意の気持ちからだとディ・アンクさんは言います。
通報を受けた愛護センターは、猫を「回収」してくれますが、決して助けるためではなく...『そのままにしておくとその場で猫が死んでしまい、衛生上問題が発生する』からです。
愛護センターで弱っている猫を「回収」すると、その後に待ち受けているのはほとんどが殺処分。
ガス室で二酸化炭素によって、何十分ももがき苦しみながら息絶えていくのです。
目をそむけたくなることですが、これが現実です。
愛護センターに出入りするディ・アンクさんは、「ほとんどの人がご存知ありません」と言います。
愛護センターに連絡すれば助けてもらえる、と思い込んでいる人は少なくなく、治療してもらえると良い方に解釈しているのではないかと危惧しています。
そして、愛護センターに「助けてください」と連絡をすることは、「駆除を依頼する」ことになることを知ってほしいと切実に訴えます。
弱っている猫を助けてあげたい場合は、発見した人が動物病院に連れていき、治療してもらうことが一番いいことです。
しかし、治療費の負担や、家で飼うことができないといった理由から、愛護センターに連絡して猫を「助けた」と思い込んでしまいます。
見過ごすよりはずっと立派な行為ですが、それは助けたのではなく駆除になってしまうので、もう一度よく考えなくてはいけません。
そもそも、愛護センターは国民の税金で運営している行政機関であり、弱った犬猫たちを治療してくれる場所でも、温かい手を差し伸べてくれる場所でもありません。
まだまだ日本はペット先進国の足元にも及びません。むしろ後進国として海外から問題視されています。
難しい問題ですが、現実を受け止め、知ることが第一歩。
ディ・アンクさんは言います。
「動物愛護(管理)センターが、治療目的で存在しているわけではないということをまず知ってもらえれば、そこに弱った犬猫たちが収容されるとどうなるのか、自ずとわかるのではないでしょうか?」と。
もし目の前に病気やケガで苦しんでいる猫がいたら…?もう一度、考えてみてください。
※写真や動画の負傷猫達は、処分対象となったため、ディ・アンクさんがすべてレスキューしました。
※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載団体名:ディ・アンク
ディ・アンク
▼▼ Facebookページはこちら ▼▼
https://www.facebook.com/diankshimonoseki/
▼▼ 里親募集中の情報はこちら ▼▼
https://www.pet-home.jp/member/user564895/post/