【感動】天国へと旅立つ前に…お世話になった人の元へと現れた愛犬

感動

今回ご紹介するお話は、ある方が実際に体験した亡くなった愛犬にまつわる不思議なお話です。時々、亡くなった愛犬がお世話になった人たちの元に現れるという話がありますが、こうした不思議なお話は実際に起こり得るようです。

センターから救出した高齢犬・スモモちゃん

 

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このお話を投稿してくれた方は、2018年6月15日、高齢の飼い主さんが亡くなってしまい、1人ぼっちになってしまった10歳の高齢犬をセンター管理棟から保護したのだそうです。

すでに10歳を超えていたスモモちゃんは、譲渡対象にならなかったため、それを知り、自ら救出し、本来であれば里親を探す予定だったと言います。

しかし、いろいろと事情が重なったため、スモモちゃんはそのままこちらの方のお家に迎えられることになったのです。

このような経緯を持つスモモちゃんは、2020年、大病を患った後、呼吸不全で亡くなってしまったと言います。引き取ってから2年、きっとスモモちゃんは、最期まで飼い主さんのご家庭で温かい時間を過ごせたことでしょう。

涙がこみ上げてくるスモモちゃんの不思議なお話

引き取られたスモモちゃん

出典:https://www.facebook.com/photo?fbid=1772586546215450&set=pcb.1772586579548780

呼吸不全により亡くなってしまったスモモちゃんでしたが、スモモちゃんが亡くなった夜、実は飼い主さんの近所に住む別のご家庭で、ある不思議な現象が起きていたのです。

その日の夜、いつものようにそのご家庭では、お母さんと幼い息子さんが一緒にお風呂に入っていたそうです。いつもと何も変わらぬ日常…そんな中、息子さんが突然「ママ、ワンワンいるよ!」と発したと言います。

息子さんが指差した場所には、犬に関するお風呂道具などは一切置いておらず、お母さんは「いったい何を言っているのだろう」と不思議に思ったと言います。しかし、この不思議な現象はこの日だけではなかったのです。

さらに翌日、不思議な現象が…

晩年のスモモちゃん

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翌日の夜もお風呂場にて、息子さんが「ワンワンいるよ!」と言ったのです。そこでお母さんは「ワンワン、何してる?」と尋ねてみると、「ワンワン座ってる。ママ、ゴシゴシしてあげたら?」と息子さんに言われたそうです。

2日連続で不思議なことが起こっていたこと、そして息子さんが純粋な表情でお母さんに言葉をかけてきていたこともあり、お母さんもその気持ちを無下にしたくないと洗う真似をして見せたと言います。

そして、お母さんが「ワンワン、気持ち良い?」と尋ねてみると、突然洗面所に置かれていたドライヤーのスイッチが入り、ゴーッと音を立て始めたと言います。この状況には、さすがのお母さんも驚いたそうです。

その不思議な現象をより確実にしたのが、息子さんの言葉です。息子さんはドライヤーのスイッチ入った途端、「ママ、ワンワンあっちに行ったよ!」と洗面台の上を指差したと言います。

後日のお話ですが、このお家のお母さんは、スモモちゃんが亡くなったことを知り、「もしかしてスモモちゃんがうちに来てくれたのかな?」と飼い主である飼い主さんに仰ったそうです。

お参りに行った帰りの不思議な出来事

慰霊塔

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そんな不思議な現象が連日続けて起こったこともあり、このお家のお母さんは、飼い主さんがスモモちゃんを火葬したセンターにある慰霊塔にお参りに行ってくれたそうです。

そしてその帰り道の出来事です。お母さんもなぜだかわからないと首を傾げていたそうですが、なぜかその日、「犬のお菓子を買ってあげよう」と思い立ち、ワンワンビスケットとさつまいもスティックを購入したそうです。

もちろん、そのお家の犬に買ってあげたものではありません。なぜ買ったのか、今でもお母さんは自分の行動が理解できないと仰っているそうです。

そして気がついたら、お母さんは飼い主さんのお家へと来ており、インターホンを鳴らしていたのだとか…。ちょうどその時、飼い主さんはお留守だったため、購入した犬用おやつは玄関前に置いて帰ったとのことです。

なぜ犬用おやつを買ったのか…真相は?

犬用おやつ

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なぜその方は犬用おやつを購入したのか、そして数多あるおやつの中からその2つを選んだのか。もちろん、購入したお母さんも「その理由が自分でも理解できない」と仰っています。

しかし、置かれていたおやつを見て、飼い主さんはあることを思い出します。実は、こちらのお母さんが置いて行ってくれたおやつは、生前、スモモちゃんが最期に食べたおやつだったのです。

元々食物アレルギーを持っていたスモモちゃんは、今まで自由に好きなおやつを食べることが難しかったのです。しかし、すでに体が弱り、食欲も減っていたスモモちゃんを見て、飼い主さんは「いつ食べられなくなるかわからないから」と思ったそうです。

そこで、他の子たちが食べているのを見て欲しがっていたスモモちゃんに、この同じ商品のワンワンビスケットをあげたのだそう。さらに、体調が悪化するまで、さつまいもを湯がいて与えていたそうです。

つまり、お母さんが買ってきてくれたワンワンビスケットとさつまいもスティックは、スモモちゃんがこの世で最期に食べた美味しいおやつだったのです。きっとスモモちゃんも美味しいと喜んでいたのでしょう。

残念ながら、体調が悪化した後、スモモちゃんは食事が摂れなくなってしまい、食べ物を口にすることができなくなってしまったそうです。

なぜ近所のご家庭に行ったのだろうか

スモモちゃん

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ここで疑問に思うのは、なぜ近所のそのご家庭へとスモモちゃんが行ったのかという点です。これにも、飼い主さんは心当たりがあると言います。

スモモちゃんをセンターから引き取った翌年、このお家のお風呂で2回ほど、シャンプーさせてもらったことがあるのだそうです。その際、このお家のお母さんはシャンプーしてあげるのが上手だったようで、スモモちゃんも気持ちよさそうにしていたのだとか。

さらにその時、シャンプー後にドライヤーで毛を乾かしてもらい、焼き芋のおやつをもらったのだそうです。きっとスモモちゃんにとって、とても楽しく嬉しい思い出として残っていたのでしょう。だからこそ、このご家庭に最期の挨拶、最期にしてもらいたいことを叶えてもらいにやってきたのでは、と仰っていました。

2日連続で現れたのも、1日目でシャンプー(の真似)してもらえなかったため、2日連続でお家へと伺ったのではないかと言います。2日目でシャンプーしてもらえたため、自らドライヤーのスイッチを入れることで「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていたのかもしれませんね。

最後に

スモモちゃんは、とても人懐っこく、人が大好きな子だったようです。そのため、多くの人との楽しく嬉しい思い出を鮮明に覚えていたのでしょう。温かく迎え入れてくれた飼い主さんはもちろん、2度シャンプーしてくれたご家庭での楽しい思い出まで、しっかりと覚えていたのです。

亡くなった後も人の気持ちは残ると言いますが、これは人間だけでなく、犬にも同じことが言えるようです。むしろ、純粋で素直、そして感情豊かな犬たちは、よりこうした美しい感謝の気持ちを多くの人に残してくれるのかもしれませんね。

とても心が温まる素敵なお話でした。スモモちゃんが天国でも幸せに暮らしていることを祈っています。

スモモちゃんと家族

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Comment

  1. ご冥福をお祈りします

    地縛霊にでもなってしまったのかな。10才で引き取られて僅か2年で亡くなるなんて、最後の家庭で何かあった気もしますね。少し後味の悪い話でした。