『塀の上で瀕死状態だった猫』は死の淵から回復し子猫のお世話ができるほど元気になった

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ニューヨークで瀕死の猫がレスキューに保護され、動物病院での必死の治療の結果助かった。退院後に世話をしたボランティアが猫の正式な里親になり、すっかり回復した猫と協力して保護猫を育てている。

瀕死の猫

出典: https://www.lovemeow.com/kitten-concrete-wall-turnaround-heart-2656587615.html

ニューヨークのブロンクスのコンクリートの壁の上で見つかった猫がいます。瀕死の状態で助けを求めて鳴いていました。知らせを受けたLittle Wanderers NYCのボランティアが駆け付け、急いで動物病院に連れて行きました。

「クレイ・アベニューで見つけたのでクレイトンという名前にしました。低体温で危険だったので動物病院に駆け込んだらスタッフがすぐに温めてくれました。クレイトンは酷い上気道の感染症で、舌に腫瘍もありました。正に死の淵にありましたが、救命処置のおかげで助かったんです」
子猫は生後8か月程度と見られとても衰弱していましたが、かまってもらいたがって、なでてもらうために頭を持ち上げました。

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貧血や肺炎やその他諸々を必死に治療した結果、クレイトンは目を開け、呼吸もずっと楽にできるようになりました。そして、体温の調節ができるようにヒートサポートを着せてもらいました。
「この子猫はとても人が好きで医療スタッフがこの子を見るだけで喉を鳴らすんです。たぶん3週間以上も外で暮らしていたでしょう。こんなに人懐こい子なのに、どうして誰も助けてくれなかったんでしょう」とLittle Wanderers NYCのスタッフは不思議がります。

やっと快方に向かったクレイトンですが、食道炎の上に舌に腫瘍がたくさんあったので、食べさせるのは一苦労でした。

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「栄養チューブを使ってどうにか栄養をとらせたんで、免疫システムが活性化して上部消化管を治すことができました。クレイトンは病気なのによく遊んでいて、どんなことにも喜んで喉を鳴らすんです。本当にいい子です」

細心の注意を払った治療の末、クレイトンはやっと食べ物に興味を示し始め、やがて旺盛な食欲を見せ始めました。レスキューのスタッフたちは皆、我がことのように喜びました。「きのうは缶詰を3個も空にした。もう病気だったことなんて忘れてるな」

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クレイトンは退院し、Little Wanderers NYCで預かりボランティアをしているレベッカといっしょに家に帰りました。甘えん坊の子猫はお世話をしてくれるママにぴったり寄り添い、今までになかったほど可愛がってもらいました。

クレイトンのビデオを見てください。

レベッカの甲斐甲斐しいお世話のおかげでクレイトンは信じられないくらい元気になりました。以前より活動的になって頭もよく回るようになり、嬉しいと大きな声を出すようになりました。
九死に一生を得たクレイトンがすくすくと育っているうちに、レベッカの家族たちはクレイトンを自分たちの家族だと思うようになりました。レベッカは結局クレイトンを手離すことができず、正式な里親になりました。

今のクレイトン

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クレイトンが一生暮らせるおうちを見つけて3年が経ちました。彼は周りの人間に対しても動物に対しても愛情あふれる猫です。ママが預かった猫を連れて帰ってきたときはできるだけお手伝いをします。困っている猫に対しては、自分が助けてもらったように救いの手を差し伸べます。

「私が生きている世界はクレイトンでできています。夜目を覚ますと私の腕の中にピッタリくっついて寝ています。育てている子猫たちにとっては完璧な父猫です。忍耐強くて、やさしくて、面白くて」とレベッカは言います。

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「クレイトンの癖やおかしな行動にしょっちゅう笑わされています。彼は理想のペットです。彼を育てた成功経験があるから今でも他の子たちを育ててるんです。彼をうちの子にできてラッキーです。みんな、理想のペットが欲しいですよね。実は、変な子が理想のペットなんですよ」
クレイトンがブロンクスの通りで保護されたときから今まで長い道のりでした。

「猫を育てることは命を救うことです。クレイトンのことはサクセスストーリーで、レスキューでみんながいっしょに働くための心の支えになっています。猫を育てるにはたくさんの人の協力がいるんです」

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