同じ症状で保護された子猫。永遠のお家で、兄妹猫が再会する心温まる物語。
マンクス症候群で保護されたマンクスの子猫
ある日、ロサンゼルスで保護活動を行うFriends for Life Rescue Networkの創設者であるJacqueline DeAmorさんは連絡を受けて『マンクス症候群』子猫の保護に向かいました。
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マンクス症候群とは脊椎(背骨)の奇形や脊髄不全などによって様々な障害が引き起こされる遺伝性疾患のこと。その名の通り、マンクスとその近縁にあたるキムリックに発症する病気です。
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”彼はひっきりなしにのどを鳴らして寄り添っていた。彼の被毛は巻き毛で、遊んでいるときはいつもマッドサイエンティストのように見える。”
リアムと名付けられた子猫との出会いについてジャクリーンさんはそう語ります。
リアムは人を警戒することなく、順調に治療が進められました。そして保護から数週間後には、新しい永遠のお家を見つけたのです。
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そこでリアムは新しい親友も手に入れたのです。それはジャーマンシェパードのアディー。
彼女は寛容な心でわんぱくなリアムを受け入れてくれました。そしてリアムはアディーを親友のように信頼し、母のように慕うようになったのです。
一週間後に保護されたマンクス症候群の子猫
リアムを保護してから一週間ほど経った時、ジャクリーンさんに『リアムと同じ症状を持つ猫が保護された』という連絡を受けます。
なんとその猫はリアムの妹の『アンバー』だったのです。
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ジャクリーンさんは迷うことなくアンバーの受け入れを決めたといいます。アンバーが保護されたのは、リアムがまた永遠のお家へと旅立つ前でしたが、それぞれが治療に専念するためにも別々に過ごす必要がありました。
兄猫と妹猫が永遠のお家で再会
リアムから少し遅れて治療を乗り越えたアンバーは、リアムが待つ永遠のお家へと旅立つことができました。兄と妹がやっと再会できる時がやってきたのです。
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とはいえ、しばらくの間離れ離れになっていたリアムとアンバー。最初、アンバーは少しの警戒心を見せたといいます。
しかし、リアムがしつこい程にアンバーに寄り添うことで、離れていた時間はあっという間に埋められました。
”彼らはいつも相手が持っているものを欲しがる。リアムは男の中の男なので、彼は一生懸命に遊び、そしてスナッグルとビスケットを給仕するだろう。そしてアンバーは王女だ。迎えに来てくれる人や、犬を含めてソファに座っている人と寄り添います。”
里親のデナ・フォードさんは、まさに兄妹らしいリアムとアンバーの関係性を語ります。
彼らは毎日一緒にいたずらをし、優しいアディーと里親さんに抱きしめられ、幸せに暮らしています。
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離れ離れで治療に耐えなければならなかった時間も、もう彼らの邪魔をすることはありません。
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”患者の医療ニーズは単純であるが、健康のためのスケジュールが必要である。この2匹の子猫は戦士です。”
デナさんは今後も彼らへの医療的ケアが必要であるとした上で、彼らがそれに屈することはないと話しています。
マンクス兄妹は、今日も兄妹を再会させてくれた里親さんのベッドで眠ることを主張していることでしょう。
このストーリーに寄せられたコメント
・リアム、そしてアンバーを受け入れたあなたに感謝!
・なんて素敵な兄妹なの!彼らに祝福を!
・とても優しいアディーも、そしてあなたも、もちろんマンクス兄妹も大好き!
・もう十分に幸せだろうが…リアム、アンバーに幸あれ!