廃墟に入り込み、出られなくなってしまった犬は、やせ細り歩くのもふらふらな状態でした。通常であれば簡単に出ることのできる場所で餓死寸前の犬を保護します。
階段を下りることも窓から飛び降りることもできない

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
廃墟に入り込んでしまった『アーリントン』。暑い夏で涼を求めたのか食料を探していたのかはわかりませんが、入ったはいいけれど出られなくなってしまったようです。
アーリントンがいるのは中2階。窓の位置は低く、通常であれば飛び降りるのは容易なことでしょう。
しかし、見るからにやせ細り、ふらふらなアーリントンには飛び降りることもできませんでした。
人が来たことに喜び、しっぽを振って出迎えてくれます。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
廃墟の中に入ってみると、朽ち果てた階段が…。
筋力の低下してしまったアーリントンでは、下りるときに頭を支えきれずに倒れてしまったり、足場を踏み外して落ちてしまう可能性もあります。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
階段を登ると、嬉しそうに近寄ってくるアーリントンの体は骨と皮だけ。
誰にも気づかれずにこの廃墟の中にいたら餓死するのは時間の問題だったでしょう。
首輪をしているため、以前は誰かに飼われていたようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
自力では階段を下りることができないアーリントンを抱え、廃墟の外に出てきました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
外に出れたアーリントンはふらつきながらも自分の足で歩き、階段も下りることができました。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
終始大人しいアーリントン、車の中でも身をゆだねてこの表情。
もともと人が大好きなのでしょう。助けてもらってホッとしたのと、人の温もりが嬉しいようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=s-eeTG1uqOc
クリニックでも、優しく「もう大丈夫」と語りかけます。
栄養失調だったアーリントンの内臓は弱っているため、数回にわけて少しずつ食事を与え、まずは体力を回復させるそうです。
そして、健康を取り戻したら里親さん探しが待っています。
愛らしいアーリントンに幸せが訪れますように…!
※こちらの記事は動画配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Stray Rescue of St. Louis