たった「一匹の子猫」を必死に守る野良ママ猫、保護されたその後の変化に【涙腺崩壊】

感動

『母は強し』とはよくいったもの…子猫を守るために必死だった野良ママ猫の愛情に思わず感動。安全な場所で子猫のお世話をする姿は予想を遥かに超えた甘さを秘めていました。

ベニヤ板の間で生活をしていた野良親子

インディアナ州・エルクハート郡でTNR(トラップ・ニューター・リターン、捕獲・不妊手術・元の場所へ戻す)活動を行うレスキュー団体『Catsnip Etc』は、倉庫内のベニヤ板の間で暮らしている野良猫親子について連絡を受けました。現場の従業員は子猫の鳴き声を聞き取ることはできましたが、近寄ることさえできなかったのです。

誰かがベニヤ板の「家」の4フィート以内に入った場合、ママ猫はうなり声を上げて攻撃する準備をし、充電して出てくるだろう。

ママ猫の警戒心が強すぎたため、保護は難航しました。人道的なトラップを仕掛け食べ物で誘導しようと道を作ったものの、ママ猫は罠の外にあるほんの少しの食べ物を食べるだけで子猫から遠く離れることを拒否し続けたのです。

彼女は絶対に中に入ろうとしなかった。赤ちゃんを残すことをあまりにも心配していました。

『Catsnip Etc』のスタッフさんはそう語ります。

献身的に子猫の世話を続けるママ猫

ママ猫は子猫の鳴き声を聞く度に大急ぎでベニヤ板の間に戻り、献身的に世話をしては子猫の無事を確認しました。ママ猫がどれだけ子猫を守りたいと思っているのかを理解していた『Catsnip Etc』は、子猫の鳴き声を保護に活用することにしたのです。

私たちはトラップの端に子猫の鳴き声を再生した携帯電話を置きました。すると20秒後、彼女は走ってその場へ向かったのです。 その後、1匹の子猫を無事に保護することができましたが、他の赤ちゃんを見つけることはできませんでした。

猫は一度に数匹の子猫を出産することが殆どです。何らかの事情で多くの子猫を失い、唯一残った子猫を必死で守っていたのでしょう。こうして無事に野良猫親子は保護されました。

ママの態度に驚き…!

ママ猫と子猫が里親ボランティアさんの自宅へ到着してすぐ、まず驚いたのは里親であるミッシー・マクニールさんに対するママ猫の甘い態度でした。

私たちは、ママ猫がとても甘くて撫でられるのが大好きで一番大きな鳴き声で鳴くことを知りました。彼女はただ赤ちゃんを守っていただけだったのです。すべてがうまくいって彼女たちが安全であることをとても幸せに思っています。

保護したその夜、子猫はとても汚れていて脂ぎっていたためお風呂が必要でした。ママはその間もずっと彼の側を離れませんでした。シンクの上に立ち、彼が大丈夫かどうか確認していました。

と、ミッシーさん。

ひどく警戒していたママ猫の行動すべてはただ子猫を守るためのものでした。保護時も子猫が一緒だということを理解したママ猫は人間を恐れることはなかったといいます。彼女が恐れていたのは『人間が子猫に何をするのか』だったようです。

現在、ママ猫は安全で暖かい場所で安心して育児に励んでいます。もう二度と子猫が危険に晒されることも、お腹をすかせることもありません。また、ママ猫自身も献身的なケアをサポートを受けながら、幸せでVIPな生活を満喫しています。

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