下関動物愛護管理センターに収容された犬猫の命を救う活動を行う『ディ・アンク』さん。四肢麻痺の子猫の引き出しを申し出ますが、その夏は足が麻痺した犬猫の引き出しが続き、センターから断られてしまいます。このままでは殺処分となってしまう子猫の運命は…?
命の期限がある子猫
四肢麻痺で動くことのできない子猫がセンターに収容されました。
負傷した猫が愛護センターに収容されると、飼い主さんに対する告知期限はありますが、期限を過ぎてしまうと所有者不明で殺処分が待ち受けています。
その理由は…愛護センターは治療施設ではなく、負傷した猫を治療するために税金は使えないからです。
その夏、ディアンクさんは、負傷した猫や下半身麻痺の犬を数頭立て続けに引き出していました。
そのため、子猫の引き出しを申し出たところ、
「足が麻痺した犬猫ばかり、そちらに頼むわけにはいきません。すべては助けられないですよ」
と、センターから断られてしまったそうです。
体にハンデのある犬猫の里親探しは難航するとディ・アンクさんは言います。
それでも命を諦めることはできず、SNSで受け入れ先を探したそうです。
なかなか申し出てくれる団体は見つからず、刻々と命の期限が迫ります。
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ディ・アンクさんは、2人の動物愛護ボランティアにダメもとでメッセージを送ってみたそうです。
受け入れ先があれば引き出すことは可能…。愛護センターから了承も得ていました。
すると、2人とも快諾。先に連絡をくれた方にお願いすることにしたそうです。
四肢麻痺で命の期限が迫っていた子猫は無事に愛護センターから引き出され、広島の(社)地域動物コミュニケーションズさんに託されました。
(社)地域動物コミュニケーションズに移った子猫には、更なる奇跡が…!
ケージの掃除をするために扉を開けると、四肢麻痺で動けないはずの子猫が飛び出してきて、部屋中走り回ったそうです。
この子猫は『ハブ』と名前をプレゼントされました。
その後…
動物病院を受診したハブちゃんは、ウィルス検査も陰性で健康上に何も問題がないことが判明!
多くの四肢麻痺の猫をケアしてきた(社)地域動物コミュニケーションズの大久保さんによれば、恐らく一時的に脳圧が下がり麻痺していたのではないか…と。
人間が子猫を蹴ったりすると、こういうことが起こるそうです。
どうして四肢麻痺状態だったのかはわかりませんが、動けるようになって良かったですね。
ハブちゃんは里親さん探しが始まりました。
ディ・アンクさんは言います。
「例え一時的な四肢麻痺であっても、愛護センターに収容された時点で健康でなければ待っているのは殺処分です。負傷した猫がいたら、愛護センターではなく動物病院に連れて行ってほしいというのが切実な願いです…」と。
1匹でも多く命を救ってあげるために、1人1人ができることを考えなければいけないのかもしれませんね。
※こちらの記事は動画や画像の撮影・制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載団体名:ディ・アンク
ディ・アンク
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