今回ご紹介するお話は、トルコで実際にあった珍しい体験談です。トルコで薬剤師をしているバヌーさんは、毎日多くの人々を薬を処方することによって助けてきました。しかし、この日は珍しいお客さんがお店へとやってきたようです。
痛みを和らげてもらいたい犬が来店!
2019年、トルコのイスタンブールで薬局を経営する薬剤師バヌーさんのお店に、怪我を負った野良犬が来店したと言うのです。来店した可愛らしいお客さんに、バヌーさんはベッドを提供したそうですが、野良犬はベッドを使わず、何かを訴えるようにドアの前に佇むばかり…。
『ベイビー、問題はあるの?』
ベッドを提供してもドアの前から動かない野良犬を見て、バヌーさんは「ベイビー、どうしたの?何か問題でもあるの?」と尋ねたと言います。
近寄って見てみると、野良犬が足を怪我していることに気付いたバヌーさん。動物が大好きなバヌーさんは、すぐに野良犬の傷口を消毒剤で清潔にした後、軟膏を塗ってあげたと言います。
そして、処置が終わった後、バヌーさんによると「彼女は私に感謝するかのように横になったのです」と仰っています。その様子から野良犬が「私はあなたを信頼していますよ」と言っているように見えたそうです。
きっとバヌーさんの優しさが野良犬にしっかりと伝わったのでしょう。
その後、野良犬はバヌーさんの治療を受け、薬局で体が回復するまで休ませてもらったと言います。ネット上でこのバヌーさんと野良犬の映像は話題となり、多くの人々がバヌーさんの親切な行動に感謝を送っています。
バヌーさんは、数年前、助けた犬を養子にし、その後も近所のたくさんの野良犬たちに無償でドッグフードや休む場所を提供していたそうです。もしかすると、今回紹介したお話の野良犬も、その評判を知っていたのかもしれませんね!
バヌーさんは「残念ながら、今は野良犬を養子として迎えてあげることはできないの」と仰っています。その代わり、彼らにごはんや休む場所を提供し、必要であれば治療をしたり、里親探しを手伝っているそうです。
とても素敵なバヌーさんの優しさに、きっと野良犬たちは日々感謝していることでしょう。
İstanbul’da patisi yaralanan sokak köpeği, gittiği eczanede yardım istedi. Yaralı köpeği tedavi eden Eczacı Banu Cengiz, “Yüreklerinde insan sevgisi, hayvan sevgisi, doğan sevgisi olanlar kapısına gelen bu canlıya müdahale ederdi” dedi. pic.twitter.com/rYy7OoWq1j
— Vaziyet (@vaziyetcomtr) June 22, 2019