保護した猫たちを”山へ帰せない理由”とは?そして不幸は続いてしまう…

2匹の保護猫 なるほど
出典:https://www.youtube.com/watch?v=-2S_RP5MB-M

大阪で保護猫シェルターを運営しているhibinecoさん。日々多くの猫を保護したり、必要な治療を受けさせてTNR活動を行ったりしています。2018年4月、ボランティア繋がりの知人から山にいる4匹の猫たちのTNRを相談されたhibinecoさん。早速保護に向かったのですが…。

山で保護した4匹の猫たち…TNRができない理由とは

疥癬とひどいかぜ

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大阪で保護活動を行っているhibinecoさんは、2018年4月、ボランティア繋がりで「山に4匹の猫がいる」との連絡を受けます。その猫たちの餌やりさんから、TNRしたいとの協力依頼を受けたため、餌やりさんと一緒に保護しにいくことに。この時は、なぜ山に猫がいるのか不思議に思っていたのですが、どうやらある事情から餌やりさんが移動させたようです。

あまりにも酷い健康状態にTNRを諦めることに

酷い健康状態

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当初は、全部の猫を捕獲した後、病院へ連れて行き、去勢手術を受けさせてから、指定された場所へと戻す予定でした。しかし、4匹の猫たちの状態を見た時、hibinecoさんは「これは戻せない」と思ったと言います。

なぜならば、猫たちは疥癬とひどい風邪を患った状態だったからです。疥癬は屋外に戻した状態で投薬による治療が可能だと言いますが、餌やりさんがいた割には痩せている体つきや酷い風邪の状態を見て、戻すことができないと感じたそうです。

そのため、hibinecoさんは無事に去勢手術が終わった後、シェルターへと連れて帰ることにしたのです。

完全隔離の状態で疥癬の治療にあたる

1匹ずつケージへ

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疥癬は他の猫や人にも感染する病気です。そのため、1匹ずつ完全隔離して疥癬の治療やお世話をしなければいけません。この環境を用意すること、そして4匹の看病とお世話をすることがどんなに大変だったか…想像つきません。

hibinecoさんによると、お世話する時は自身が感染しないよう、猫たちの部屋に入る段階でビニールカッパを着用し、ビニール手袋、足にもビニール靴を履いた完全防備スタイルで臨んだと言います。

感染力が強いため、他の部屋につながる隙間は全てシャットアウトし、掃除機もそれぞれの猫の部屋専用のものを用意するという徹底ぶりを実施したと言うから脱帽です。この話を聞くだけで、すでにため息が出そうなほど大変そうなのですから、きっと実際にお世話していたhibinecoさんは、想像できないほど大変だったと思われます。

餌やりさんがいたのに痩せていた理由

タヌキにとられた

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そして、餌やりさんがごはんを与えていたのに痩せていた理由ですが、山にいたタヌキに横取りされていたと思われます。

「猫よりタヌキの方が強いの?」と驚いてしまう人もいると思いますが、実際に野生では猫よりタヌキの方が力関係が強いようで、横取りされてしまうと猫は勝ち目がないのだとか…弱肉強食の世界ですね。

さらに、疥癬もタヌキに感染されてしまったと思われるため、踏んだり蹴ったりの状況だったと考えられます。ごはんも盗られて疥癬をもらって…なんて辛い生活なのでしょう。心が痛みます。

順調に治りつつあるため名前を決定!

ごはんを食べる猫たち

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幸い、猫たちは疥癬を患いながらも食欲があったようで、しっかりごはんを食べ、少しずつ回復していったと言います。回復傾向にあったため、4匹に名前をつけることに。

○キジトラ「ゲンちゃん」と茶トラの「ジョウくん」

ゲンちゃんジョウくん

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まずはキジトラ模様の「ゲンちゃん」と、茶トラ柄の「ジョウくん」です。

ジョウくんに関しては、高齢猫のようで、エイズも陽性だったと言います。エイズに患っているせいでしょうか。目や鼻からいろんな体液が出やすくなっているようで、ジョウくんやジョウくんの周りは、いつも汚れてしまうのだとか…。

疥癬が治っても、今後も介護が必要になりそうです。

もう1匹のキジトラ「ゼンちゃん」と白猫「ジネンくん」

ゼンちゃん

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もう1匹のキジトラ模様の猫は「ゼンちゃん」です。元気な様子が伝わってくる写真ですね。

ジネンくん

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そして白猫は「ジネンくん」と名付けられました。最も疥癬の治りがわかりやすく、最初はくすんだ白色だったと言いますが、回復する頃には、綺麗な白い被毛の美しい猫へと成長したそうです。

どうやらこの4匹は血縁関係にあるようで、皆家族のようです。

幸せになれる…そう思った矢先の不幸

FIPを発症

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疥癬が治り、4匹も新たな里親さんの元で幸せになれるかも…と期待に胸が膨らんでいた7月。ゲンちゃんがウェットタイプのFIPを発症してしまったのです。

FIP(猫伝染性腹膜炎)とは

FIP(猫伝染性腹膜炎)とは、猫腸コロナウイルスの一種であり、感染した猫の排泄物などを通して他の猫に感染してしまう病気です。

多くの猫がこのFIPに感染していると思われており、通常は無症状ですが、突然変異した伝染性腹膜炎ウイルスにより発症すると言われています。恐ろしいことに、この症状が出ると、致死率は100%なのです。

hibinecoさんも今までに何匹もFIPの猫を見てきたそうで、その多くは発症から2週間ほどで亡くなってしまったと言います。長くてもひと月以内には亡くなってしまったため、FIPと診断された時はとても落ち込んだそうです。

ゲンちゃんが亡くなり、続いて…

ジネンくん

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hibinecoさんの危惧通り、ゲンちゃんは約2週間後に亡くなってしまったそうです。保護したのに3ヶ月ほどしか行かしてあげられなかったとhibinecoさんは悲しんでいますが、きっとゲンちゃんは、保護してくれたhibinecoさんに感謝しているはずです。

しかし、不幸は続きます。ゲンちゃんが亡くなった翌月、続いてジネンくんがドライタイプのFIPを発症してしまったのです。FIPのドライタイプは、目に炎症を起こしたり、脳に炎症が起きたりするため、神経症状が起きやすいと言います。

hibinecoさんは当時、動物病院でパートをされていたため、ジネンくんのケアに携わることができたと言います。そのため、FIPにかかった猫は苦しみながら亡くなることが多いのですが、ジネンくんは安らかに眠るように亡くなったそうです。

苦しまずにゆっくりと安らかに眠ることができたのは、不幸中の幸いだったかもしれません。きっと保護しお世話してくれたhibinecoさんに、ジネンくんも感謝していることでしょう。

残った2匹のその後

ゼンちゃんがお兄ちゃんに

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その後、生き残った2匹は無事に里親さんに巡り合うことができ、幸せを掴むことができたそうです。これはとても嬉しいお知らせです。しかも一緒に2匹を引き取ってくれると言います。これは2匹にとっても嬉しい出会いですね!

ジョウくんはエイズによって体液が大量に出てしまうため、2匹のために自宅の一室を用意してくれるという優しい里親さん。実は引き取られた後、里親さんがジョウくんの健康診断をした結果、白血病キャリアでもあることが判明したと言います。過酷な闘病生活を送ることになったジョウくんですが、心優しい里親さんに多くの愛を注がれ、2019年4月に天国へと旅立ったと言います。

ゼンちゃんはというと、今でも元気に亡くなった3匹の分まで幸せに里親さんの元で過ごしています。里親さんのお家には他にも猫ちゃんがいるようで、その子たちと一緒に仲良く暮らしているようですよ!ぜひ3匹の分まで、楽しく長生きして欲しいですね。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:hibineco/保護猫シェルター

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