”皮膚病”を患ったことで自由になった犬。待っていたのは幸せだった

感動

アメリカの動物愛護団体『PETA』は、ネグレストでも飼い主が手放さない犬たちに犬小屋や食べ物、愛情などを届けています。皮膚病を患い見た目が汚らしくなって初めて飼い主は犬を手放すことを承諾。保護された犬の運命は幸せに向かって動き始めました。

生後6週間で鎖に繋がれ飼い主に放置された犬

正面を見ている犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

アメリカのトレーラーパークには、鎖でつながれネグレスト状態にある外飼いの犬が珍しくありません。

「コミュニティ・アニマル・プロジェクト」を行うPETAは定期的に巡回し、犬たちに愛情はもちろん、犬小屋やわら、食べ物やおもちゃなどを届けています。

この犬『キアン』もその1匹。

スタッフに甘える犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

自由もなく、愛情に飢えている犬たちはストレスを多く抱えています。

生後6週間という幼い時期に鎖に繋がれ、愛情なく放置されてしまったキアンにとって、PETAのスタッフの訪問は嬉しいもの。

キアンはいつも全身で喜びを表し、スタッフに甘える姿を見せてくれました。

おやつをもらってご機嫌な犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

おやつの差し入れに、ご機嫌そうにおやつをくわえたまま振り回すキアン。

笑顔の犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

飼い主の愛情不足は犬にとって大きなストレスです。その上、栄養失調が重なれば体の免疫力は低下し、皮膚病を発症することは容易なこと。

キアンも例外なく疥癬を患ってしまいました。疥癬は進行するにつれて皮膚がただれ、かさぶた状になったものが割れて痛みを伴います。

皮膚病が原因で解放

皮膚が真っ赤になった犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

それまでネグレストだったのにも関わらず、キアンを決して手放すことのなかった飼い主ですが、疥癬がひどくなって初めて手放すことを承諾しました。

この頃のキアンは皮膚は赤くなり脱毛もしていました。痛々しい見た目に、飼い主に対する憤りを覚えずにはいられませんね。

服を着た犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

施設にやってきたキアンは、とても賢く人が大好きな無邪気な犬です。

車を下りる犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

疥癬の治療を受け、回復したキアン。抜けてしまった毛も生え揃い、肌の色も元に戻りました。

そんなキアンが車に乗ってやってきたのは…

楽しそうな犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=3c3lSJRz5-U

永遠の家族となる新しいおうち!

先住犬ともすぐに仲良くなり、一緒に走り回って遊んでいます。

優しい飼い主さんの元で、新たな犬生を歩み始めたキアン。この楽しそうな表情は最高ですね!

キアンの幸せいっぱいの様子を実際に動画でご覧ください。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

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