保護された子猫たちのうち、生き残った2匹には障がいがあります。でも仲良く励まし合って、恐れずに何でもチャレンジしています。里親家庭でリハビリを受けながら、2匹は元気に育っているのです。
生後間もない子猫たちを保護
出典：https://www.lovemeow.com/kittens-cheer-scoot-warm-home-2656611459.html
米国ワシントンDCを拠点に里親ケアの活動しているアビー・メルツアーさんに、保護シェルターから連絡が入りました。生まれてわずか数日の、授乳が必要な子猫たちがいるというのです。
「さっそくその日に引き取りに行きました。3匹の子猫たちでしたが、うち1匹は生き残れませんでした。すぐにほかの2匹も動き方が変だと気づきました。前足を体にくっつけたままで、後ろ足だけで這って動いていたのです」
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体の大きなポキはいつもアッパに寄り添っています
ポキはミルクを与えるとすぐに哺乳瓶を口にくわえましたが、アッパには管を使って給餌をする必要がありました。
体が小さくてもアッパは勇敢で冒険好きです。さかんに寝床の外に出たがります。
「体は小粒でも、いつも先頭を進むタイプですね」
どんどん元気になる子猫たち
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親身なケアと暖かい愛情のおかげで、子猫たちは日に日に強く元気になってきました。
前足が不自由でも、活発に寝床を動き回っています。胴体と後ろ足を使って這って動き、保育器の中でも走り回ったりするのです。
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「1日に5回ほど身体療法を施しました。1週間を少し過ぎたころには、前足も動かせるようになったのです」とアビーさん。
「少し体が大きくなって、うまく動けるようになってきました。でも普通の子猫よりはぎこちない動き方ですね」
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立ち上がると不安定な子猫たちですが、おもしろいことがあるとあきらめたりなんてしません。アッパはいたずらっ子で、いろいろな鳴き方をしてみせます。
「小さい声で蚊が鳴くような声をたてたり、ライオンが吠えるような声を上げたりします」とアビーさんは説明してくれました。
子猫たちには同じ障がいが
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「食事のあとは必ず5～10分ほど保育器の外に出して、足を伸ばしたり運動をしたりさせます」とアビーさん。
いま2匹は生後3週間になりました。今後は「遊び場」に出て、元気に走り回ることになります。前足に多少の不安定さはありますが、猫たちには問題ではありません。この広い遊び場で走ったり取っ組み合いをしたりして遊べるのがうれしくて、大興奮です。
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「生後4週間になって、まだ前足は不安定ですが、足を伸ばしてどんどん遊んだりよじ登ったりさせています。2匹には『平らな胸の子猫症候群』という、胸部圧迫によって発症する障がいが見られます」とアビーさんはいいます。
強い絆で支え合いながら
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アッパの場合はそれほど症状が強くないので、生活には支障はありません。でもポキの症状は進行していて、やがて専門の治療が必要になるのです。
生後6週間になりました。2匹とも恐れを知らない、いたずらな子猫に成長しています。ポキはどこでもよじ登ることができます。この能力には、みんなが驚いているのです。
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2匹は強い絆で結ばれた猫です。いつも一緒にいて、大満足。元気な猫への道のりを、お互いに支え合いながら歩んでいるところです。
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