小さい頃から動物が好きだった女性。猫を飼いたいと思う気持ちが強くなり、保護猫を迎えることになりました。お迎えして10年経った今、この10年間を振り返り保護猫との生活を語ってくれました。
たくさんの人によって繋がれた命を繋ぐ
女性が「保護猫」という言葉を知ったのは10年くらい前だと言います。
たくさんの人によって繋がれた大切な命を家族として迎えたいと思った女性は、ネットで保護施設を検索すると同じ県内に保護施設があることを知ります。
迷うことなく連絡を入れ、さっそく保護施設に足を運びました。
そこにいたのは、春に産まれたたくさんの子猫たちです。
女性の目に留まったのは、やせ細り弱々しく鳴く1匹のオスの子猫。全身でスリスリと甘えてくる姿に何かを感じ、即決だったそうです。
期待していたのは、一緒に寝たりいっぱい遊んだり、おねだりに起こされる幸せな毎日。
ところが、現実はご飯を食べてくれず元気もなく、心配と不安な日々が続いたそうです。
毎日のようにペットコーナーに足を運び、食べてくれそうなものを探す…。そんな苦労もあってか、とうとう10日目に時間はかかったものの完食してくれました。
子猫は遊び盛りです。ご飯を食べられるようになると、とにかく遊ぶ遊ぶ!
女性は、子猫がのびのびと走り回り、おもちゃで遊ぶ姿を見て、引き取って本当に良かったと感じたと言います。
そして、命を救ってくれた保護施設の人にも感謝しきれないと…。
10歳になって感じたこと
ソラくんは10歳になりました。
よく食べ、よく遊び、よく寝てすくすく成長したソラくんは、体重5.8kgのちょっぴり大きな猫さんです。
女性が「他の猫よりも大きい」と気づき、獣医師に聞いてみたところ…大型猫のノルウェージャンフォレストキャットの血が入っているとのこと。
でも、大きさなんて関係ありませんね。幸せに元気で過ごしてくれていれば、それでいいのです。
ソラくんが女性の元にやってきたのは、生後3ヶ月の頃。そこから10年が経ち、毎日が幸せだと言います。
保護猫だろうが、ペットショップからお迎えする猫であろうが、同じ命であり猫の可愛さは変わりません。
もしこれから猫をお迎えしようと思っているなら、保護猫も選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか。