英国のあるカップルは9時5時の社畜をやめてプロのペットシッターになり、客先を渡り歩いて動物の世話をしている。二人はこのライフスタイルが気に入っているが、計画性が必要で、それほど気楽な仕事ではない。
夫婦でベットシッターに転職
ケント出身の32歳のクリスと29歳のスーズは前の仕事をやめてプロのペットシッターになりました。

出典: https://metro.co.uk/2022/02/16/couple-quit-their-jobs-to-become-full-time-pet-sitters-16114743/
「以前は街中のアパートに暮らしていて、そこでは犬は飼えなかったんです。ずっと犬がほしかったから、アルバイトでペットシッターをして他の人の犬を散歩させました。それがあまりにも楽しかったので、ついにフルタイムでペットシッターをすることに決めて、前の仕事はやめました。今は、どんなペットの世話をしたいか、どこに住みたいか考えて、思い通りにできる生活です」
クリスとスーズはペットシッターをして暮らしていけるようになり、自分たちの会社も起ち上げました。
二人は犬の散歩以外にもいろいろなことをします。珍しいペットの世話をすることもあります。
「何百匹も世話をしました。アルパカ、ニワトリ、ホロホロ鳥、アヒルまでいました。どんなライフスタイルにも順応できます。あるときは大都会で、またあるときはドーセット海岸の素晴らしい景色を眺めながら仕事をします」

出典: https://metro.co.uk/2022/02/16/couple-quit-their-jobs-to-become-full-time-pet-sitters-16114743/
スーズは、「人の暮らし方というのは1つではなく、イギリスだけをとってもいろいろなライフスタイルがあるから、それを見るのはとても面白い」と言います。
二人に定住する家はありません。イギリス国内だけでなく他のヨーロッパの国々にも足をのばしてお客様のお宅でペットの世話をします。この4年間に、89の家に泊まって、120頭の犬と60匹の猫をはじめ、さまざまな動物の世話をしました。
そんなに気楽な商売ではない

出典: https://metro.co.uk/2022/02/16/couple-quit-their-jobs-to-become-full-time-pet-sitters-16114743/
クリスもスーズも自分たちの新しいライフスタイルが気に入っていますが、二人とも、自分たちの生活は他の人が思うほどストレスフリーで楽なものではない、と認めています。
「稼いだお金で車を走らせて旅費を出す。だから金銭的には帳尻が合っています。でもお客様のお宅に1日か2日泊まることもあるし、それが2週間になることもあります。だから先々の予定をしっかり決めておく必要があるんです。お客様のところに泊まれない日があればホテルに泊まるかAirBnBで民泊を探すか、近くにいる知り合いに泊めてもらうことになります」
とても計画性が必要な仕事で、二人は、次はどこに行くか、常にプランを練っています。
「私達はこの仕事をするためにいろいろなことを諦めました。私達にとってはこの仕事ができることの方が大事だったので。だから万人向きではないです。特に、毎晩出歩いてナイトライフを楽しんでいる人たちは、ペットの世話に専念する時間なんてないし、この生活に順応するのは無理でしょう」
将来はキャンピングカーを買って、もっと遠くまで足をのばすのが夢です。
「私達にとってはペットと家庭がいつも一番なんです」とスーズは言います。
出典: https://metro.co.uk/2022/02/16/couple-quit-their-jobs-to-become-full-time-pet-sitters-16114743/