モントリオールに住むスティーブとフランシスは、裏庭で見つけた野良猫の世話をしていたが、猫は突然いなくなった。戻ってきた猫は病気で飢えていたが、病気を治療し、二人といっしょに暮らして幸せになった。
裏庭の野良猫

出典: https://www.lovemeow.com/cat-comes-back-couple-kind-2656729830.html
モントリオールに住むスティーブとフランシスがある夜、自宅の裏庭を歩いていると、猫がいました。お腹が空いているようでした。その猫は二人が昔飼っていた猫のプルーノに似ていたので懐かしくなり、グランプルーノと名付けました。
その後も、スティーブとフランシスが猫がいるかどうか確かめに外に出ると、グランプルーノは彼らのもとに駆け寄って来るのでした。グランプルーノは実は甘えん坊で、かまってもらうのが嬉しかったのです。

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スティーブとフランシスは「あのトラ猫には家族がいるかもしれない」と思い、外に水と食べ物を置いてグランプルーノを見張りました。でも他の猫は現れませんでした。グランプルーノは食べ物をもらって可愛がってもらうためにしょっちゅう来ていたのですが、ある時パッタリと姿を見せなくなりました。
戻ってきたグランプルーノ

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スティーブとフランシスは彼を探して毎日裏庭を確認しました。それが何週間も続きました。そしてある日、ゴミを出そうとしたとき、ゴミをあさっていたグランプルーノを見つけてびっくりしました。彼は具合が悪そうでした。
グランプルーノは最後に会ったときよりずっと痩せていて弱っていました。彼はスティーブとフランシスを見て、戻って来られたのが嬉しい、という感じでよたよたと近づいてきました。二人は彼を抱き上げて家に戻りました。グランプルーノはお腹がペコペコだったので出された食べ物をガツガツと一気にたいらげました。

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スティーブとフランシスはモントリオールのシャトン・オルフェランで猫の保護活動をしていたので、最寄りのレスキューにグランプルーノを連れて行きました。獣医によれば彼は9歳くらいだそうです。検査の結果、彼はバセドウ病で、そのために衰弱したのだろうということです。即刻治療を初め、それ以来経過は良好です。
グランプルーノはスティーブとフランシスに世話をしてもらう生活に戻り、あっという間に二人のベッドを自分の居場所にしました。彼は他の動物たちが大好きで、動物にも人間にもフレンドリーに接します。

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グランプルーノの心はまだ子猫のままです。周りの人々に思いっきり可愛がってもらいたいと思っています。彼はとても穏やかで甘えん坊です。毎日の出来事を周りの人に話して、抱きしめてもらうのが好きです。背中を下にしてゴロゴロしてお腹をなでなでしてもらったり、ふわふわしたおもちゃを追いかけるのも大好きです。
グランプルーノのバセドウ病の症状はおさまっています。獣医から健康についてのお墨付きをもらい、屋根のある場所で暮らして、グランプルーノはまた室内飼いの猫の幸せをかみしめています。彼はいつも人間の近くにいるのが好きで、どこにでもついて行って人間がしていることを見るのが好きです。
グランプルーノは保護された当時はキャリアに入るのを怖がっていました。でも今は自信がついて、毎日を目いっぱい楽しんで、親しい人々といっしょに散歩までします。いつも甘えたがりの、生きたぬいぐるみのような存在になりました。
現在、グランプルーノはスティーブとフランシスといっしょに幸せに暮らしています。二人はグランプルーノを一生面倒見るつもりです。街角をさまよい外で生き抜いてきた末、グランプルーノは野良猫の生活から救ってくれたスティーブとフランシスの家族になって一生過ごせることになったのです。
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