米国で保護された猫2匹には小脳未発達による歩行障害がありました。2匹は特別に仲良し。一緒に飼ってくれるすてきな家庭を探してもらっていましたが、1年待った末にやっと夢だった飼い主が見つかったのです。
歩行障害の猫2匹を保護

出典:https://www.lovemeow.com/cats-wobbly-feet-home-dream-2657059697.html
米国アラスカ州で、歩行障害のある2匹の猫が動物管理事務所へ運ばれてきました。そこで数週間をすごすうちに、アギーの体重が減りだしたので、事務所では猫のケアをしてくれる動物保護団体を探し始めました。
やがて「モジョズ・ホープ」が協力してくれることになり、さっそく引き取られていきました。最初は新しい環境に警戒していた2匹も、そこが安全だとわかると落ち着いてリラックスしてきました。
この2匹は強い絆で結ばれていました。

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「2匹はいつも重なり合うように寝床や猫用ソファにいて、ときどきイグロー式の寝床で愛らしい姿で寄り添ったりしています」というのは、同団体のほかに「アラスカ・カーッツ」という猫の保護団体も運営しているシャノン・バスナーさんです。
日常生活には問題なし
アギーもアーサーも「小脳形成不全」を患っていて、筋肉の調整やバランスがとれない神経症状が見られます。でもこの状態の猫でも、普通の猫と同様に幸せに天寿を全うすることができるのです。

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「小脳形成不全といっても軽症なので、歩いたり、(人間が注意しながら)よじ登ったり、猫トイレを使ったり走り回って遊んだりすることができます。猫トイレは1辺の枠を外して出入りをしやすくし、中に紙製のペレットを敷き詰めて尿シートを置くことで、きれいに使うことができます。こうすればトイレは問題ありません」とシャノンさんは話してくれました。
多少の歩行障害は、いたずら好きの猫たちにとって問題になりません。2匹はずっと一緒に遊び、視界から離れると必死に探そうとします。

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「甘えっ子の猫たちで、人間の膝に登ったり横でゴロゴロいったりして、とてもかわいいのです」とシャノンさん。
「アギーはアーサーのことが世界で一番好き。もちろんやさしい人間も好きですが」
飼い主探しを始めて‥
この2匹は避妊手術を済ませ、一緒に飼ってくれる家庭を探してもらっています。でも何週間たっても、何ヵ月たっても、なかなかすてきな家族は現れませんでした。

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でも1年近くがたち、やっと待ちに待った申し出が来たのです。その人は2匹のよろよろ歩きのことを知り、この症状をよく調べたうえで「飼いたい」と決意してくれたのです。
初対面のとき、アギーとアーサーはたちまちその人を魅了してしまいました。寄り添って甘え、2匹同時にゴロゴロ音をたててハーモニーで奏でています。
「その人は決心する前によく調査をしてくれました。うれしいことです。2匹の態度から見ても、相性がぴったりなのは間違いありません」とシャノンさん。
1年近く待ち続けて、いまは6歳になった2匹の猫。これからは新しい家庭で、一緒に幸せな生活を送っていきます。

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施設から飼い主の自宅への移行をスムーズに行うため、同団体では詳細な計画をたてています。
「やっと2匹に幸せな家庭が与えられると思うと、ゾクゾクするほど興奮します。里親としてわが子のように育ててきた猫たちなので、強い愛情を感じている特別な存在です。次の段階へと送り出す気持ちは、格別感慨深いものがありますね」
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