米国で目撃された瀕死のピューマの子。必死の捜索活動の結果、無事保護することができました。ピューマは極度に痩せて脱水状態でしたが、獣医チームの治療と看護を受けながら回復しつつあります。
捜索の末に、子ピューマを保護
米国カリフォルニア州で、5日間にわたる大々的な捜索の末、ピューマの赤ちゃんが保護されました。
このピューマには母親がおらず、極度に痩せて脱水していました。数日前にハイカーが目撃して、通報したのです。野生動物保護局が捜索を続け、無事に発見・保護することができました。
監視カメラと人海戦術、さまざまな機器を使って「カリフォルニア魚類・野生動物保護局」(CDFW)はピューマの子を発見しました。オークランド動物園のスタッフはこのピューマに「ローズ」という名前をつけました。
保護されたときのローズは瀕死の状態で、発見が遅かったら助かっていなかったでしょう。標準体重の3分の1もないほど痩せていて、 極度に脱水しており、体内の水分値を測っても数値が出ないほどでした。
獣医チームが治療中
これがローズです。痩せて弱ったピューマの子で、野生動物保護当局がこの数日間、捜索を続けていました。
火曜日にハイカーが目撃し、その後瀕死の状態で救出されました。監視カメラを駆使して、捜索隊が発見したのです。
ローズは危篤状態でした。普通14キロ近い体重があるべきところ、この子は4キロ弱しかなかったのですから。
いまローズは24時間体制で看護を受けています。痩せ細って脱水状態であるだけでなく、体は蚤とダニだらけでした。今後のローズの回復の見込みについては、医師たちは慎重ながらも楽観的です。看護チームが日に数回の授乳を行っています。
回復後は、より安全な環境へ
回復してもローズが野生に戻るのは難しいのです。狩りの仕方などを学ぶ機会がなかったので、1匹では生き残れないでしょう。
現在オークランド動物園とCDFWでは、ローズを受け入れてくれる場所を探しています。
「かわいい」姿に感動の声
人々はこんな感想を寄せています。
・カリフォルニアから発信されるニュースは良くないものが多かったけれど、これは明るいニュースですね
・大きな手ごわい猫ちゃんだね
・テレビで「ナチュラルワールド・厳しい生活をするピューマ」というよい番組がありました。アメリカで存続の危機に瀕しているピューマのような猫科の動物は、過酷な生活をしています。ワイオミングで野生動物保護のために活動をする研究者を紹介していました。どうやったら母親がうまく子育てできるのか、野生動物同士の交流はどうあるべきなのか、いろいろ調査をしていて興味深い内容です。野生動物の保護に協力したいとお考えなら、おすすめの番組ですよ
・救助が間に合ってよかった。なんてきれいな目をしたピューマなんでしょう!
・その後どうなったのでしょうか?
・写真のかわいい姿に、惹きつけられたよ
出典:https://www.boredpanda.com/rose-emaciated-orphaned-mountain-lion-cub-found-search-rescue-oakland-zoo/