家族に置き去りにされた妊娠中の子猫は心優しい人々に救い出されたあと、安全な場所で育児に励んでいます。徐々に穏やかになっていく子猫の表情に思わず涙腺崩壊。
飼い主に置き去りにされた子猫
家族が引っ越しをして置き去りにされた子猫は、自身の置かれた状況を理解するにはまだ幼すぎました。そして迷子になり、混乱に陥ったと同時に彼女のお腹のなかには新しい命が宿っていたのです。
新しい家の所有者は彼女の存在に気づいた時、正しいケアが必要であることを確信。オレゴン州、セーラムを拠点とする保護団体『Salem Friends of Felines』に助けを求めました。
連絡を受けた里親ボランティアのケイラさんは、迷わず支援を申し出たといいます。
『ナコマ』と名付けられたママ猫
『ナコマ』と名付けられた子猫ママは、約1歳で妊娠2週間目だということが判明。はじめは警戒していた彼女でしたが、部屋の隅々までをチェックしたあと、そこが安全な場所だと認識すると表情の強張りは解け、ケイラさんにも甘く接するようになったのです。
保護から2週間後、ナコマは無事に6匹の子猫を出産。残念ながら1匹は虹の橋を渡ってしまったものの、残りの5匹に健康上の大きな問題は見当たりませんでした。
“彼女は、私が今まで育ててきた中で最高のママの一人です!彼女は赤ちゃんの扱いがとても上手で、彼らを愛しているのが伝わってきます。”
と、ケイラさんは語ります。
順調に成長している5匹の子猫たち
子猫たちの名前は、ブロードウェイミュージカル『ニューシーズ』にちなんでつけられたといいます。子猫のうち4匹はオレンジ色の被毛を持ち、『デイビー』『ウィリー』『トミーボーイ』『ボタン』、そして白い被毛を持つ1匹は『スモールズ』と名付けられました。
家族に置き去りにされたナコマが経験した心細さや苦しみは計り知れないものです。しかし、暖かく安全なお家で愛する子供たちの育児をしながら、甘い時間を過ごすナコマが一人ぼっちになることはもうありません。
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