2019年12月25日、クリスマスという聖なる日に恐ろしい通報が保護団体『ねこのおうち』に入りました。発見者である大学生から受けた報告は「河川敷の木に3匹の子猫が吊るされていた」というものでした…。
聖なるクリスマスの日に受けた恐ろしい通報
2019年12月25日、クリスマスという聖なる日に、ねこの保護活動を行っている『ねこのおうち』に1本の連絡が入りました。
今日はクリスマスなのに…子猫の虐待がありました。河川敷の木に3匹の子猫が吊るされていたそうです。
大学生が保護して連絡くれましたが1匹は既に亡くなってたそうで2匹の子は病院に連れて行き今は私な家に居ます。700gの小さな子猫を虐待するなんて許さない! pic.twitter.com/bM4stzoNCj— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) December 25, 2019
『ねこのおうち』に入った通報は「河川敷の木に3匹の子猫が吊るされていた」という非常にショッキングな内容です。
この事態を発見した大学生の通報者は、河川敷を歩いていたところ、猫の鳴き声が聞こえたため、様子を見に行ったと言います。すると、3匹の小さな黒色の子猫が無情にも木に吊るされていたというのです。虐待であることは疑いようもありません。
すでに時間が経過していたのでしょう。子猫の首には紐が食い込み、早く救出しなければ命が危ない状態です。優しい大学生の方が木から下ろしてあげると、残念ながら1匹の子猫はすでに息絶えており、もう2匹の子猫は息も絶え絶えの状態で一命を取り留めていたとのことです。
大学生は生きている子猫たちを優先しようと即座に考え、亡くなってしまった子猫を供養の意味も込めて近くの土に埋めてあげ、すぐに2匹を自分の腕に抱き上げ、暖めてあげながら家に向かったということです。
その後、すぐに保護団体である『ねこのおうち』に連絡をしてくださったため、この事態が発覚したと言います。
病院で検査をし一時的にシェルターで保護
昨日、保護された子猫たちをずっと懐で暖めてくれてた大学生に感謝します。衰弱してた2匹は生き延びる事ができました。ありがとう…我が家に来てからも体が冷たかった2匹をずっと保温して朝を迎えました。昨日は鳴く元気もなかったけどもう大丈夫だね。生きててくれてありがとう。 pic.twitter.com/k5EF8SvNtF
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) December 25, 2019
保護してくださった大学生の優しさもあり、2匹は命を取り留めており、そのまま迎えに来た『ねこのおうち』のスタッフさんに引き取られることに。
体に異常はないか、健康に問題はないかを調べるために病院へ連れて行ったところ、幸いにも特別異常は見つからなかったため、保護団体のシェルターで保護することになったそうです。
しかし、この時、子猫たちは寒空の中、首を吊られ続けていたため、体は冷え切っており、なく元気すらない状態だったと言います。小さな体の子猫たちを木に吊るすなんて、おぞまし過ぎる行為に恐怖と怒りを感じます。
一晩暖められたことで少しずつ回復
いっぱい食べてゆっくり寝て嫌な事は忘れちゃえ!
うちに居る子猫たちと月齢は同じくらいなのに痩せ細り、この寒空のなか木に吊り下げるなんて鬼畜以下だ。 pic.twitter.com/RSIwHyd76X
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) December 27, 2019
暖かいシェルターで一晩中保温し、お世話を続けてもらったことにより、ようやく子猫の体温も戻りつつありました。鳴き声を上げる元気も戻り、その翌日には兄妹仲良くご飯をぱくぱくと食べる姿も♡
しかし、かわいそうなことに、お兄ちゃんである子猫の方は、木に吊るされながら自分と妹を助けるため、助けを求めて鳴き続けていたせいでしょうか。苦しさの混じった鳴き声に変化してしまっています…本当に許し難い行為です。
亡くなった子猫の捜索を開始するも…
虐待事件をネットで嘆いても何も解決できません。自ら行動しなければ警察も本気で動かないです。
虐待され死んでしまった子の遺体があると無いでは罪の重さも違います。だから私は必死に探しました。
見つけてやれなかったけど私の思いは警察に届きました。虐待にあった子たちの為にも諦めないでほしい pic.twitter.com/D49HWB9c9t— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) January 9, 2020
兄妹と一緒に懸命に生きようとしていたものの、残念ながら発見前に亡くなってしまっていた子猫。優しい大学生に土に埋めてもらいましたが、できればきちんとした形で埋葬してあげたいという思いから捜索を開始しました。
保護団体『ねこのおうち』のスタッフさんはもちろん、何でも屋である業者さんや『ねこのおうち』スタッフのゴエママさんのツイッターを見て駆けつけてくれた有志の方、さらに動物愛護法違反が適用されるということもあり、警察も動き出し、皆で必死の捜索です。
しかし、雨水が引かず、地面もぬかるんでいる状態で残念ながら子猫の遺体を見つけることができませんでした。しかし、県警は引き続き、子猫たちを虐待した犯人の捜索を続行するということで、無事に犯人が捕まることを祈るのみです。
回復していた妹子猫だったが…入院へ
黒子猫の1匹は保護時かなりの低体温で衰弱してました。一時復活したように見れたけど、また体温が下がり食べなくなり3日から入院してます。お家で妹の帰りを待ってるよ。
頑張れ! pic.twitter.com/vRt0QEkjMl— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) January 6, 2020
保護されてから約2週間が経過した時、順調に回復していたと思っていた矢先に妹の子猫の方が再び低体温状態に陥ってしまいました。
そのため、すぐに病院へ連れて行くと、すぐさま入院に。ごはんも食べなくなってしまった子猫の治療に専念するため、子猫も入院先の病院で懸命に治療に励んでいたと言います。
数日経ち、妹の子猫が回復したため再び退院することができました。
シェルターに帰ってきた妹の子猫と妹の子猫を助けようと懸命に頑張っていた兄の子猫。ようやく再開できた2匹は、一緒に仲良くご飯をぱくぱく食べている様子が投稿されています。
1ヶ月後に新しい家族が決まり新たな生活へ
昨年のクリスマスイブに木に吊るされてた兄妹。今はこんなに幸せです😭不妊手術も済んだそうで少しはおとなしくなったのかな。ヤンチャでも元気なら!と言ってくれた里親さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ゴマ&小豆は沢山の方に応援して頂きこんなにも幸せになりました。皆さん本当にありがとう… pic.twitter.com/DgFiYNfXGw
— ゴエママ (@COKeS7nsxPGOroD) April 11, 2020
こうして壮絶な虐待経験から回復した兄妹子猫は、1ヶ月のシェルター生活を経て、新しい家族が決定しました。仲良く2匹で引き取られた里親さんのご家庭では、「ゴマ」と「小豆」という可愛らしい名前をつけて愛情を注がれているとのことです。
最後には、2匹の兄妹猫が新しい里親さんのご家庭でのびのびと楽しそうに暮らしている様子が投稿されており、ホッと胸を撫で下ろすことができます。
※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
団体名:一般社団法人 ねこのおうち
一般社団法人 ねこのおうち
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