今回ご紹介するお話は、Animal Aid Unlimitedという動物の手助けをする団体のインド支部から投稿された事例です。路上で発見された子犬の顎は感染症により腫れてしまい、食べ物も口にできず衰弱状態でした。その子犬を一時保護し、助けることにしたと言います。
感染症により顎の下が腫れている子犬を保護
Animal Aid Unlimitedのスタッフは、路上で母親の傍に座る子犬を発見しました。観察してみると、子犬の顎は腫れており、食べ物を口にできていないのか衰弱状態であることがわかります。そこで、隣にいた母犬に「すぐに戻ってくるよ」と伝えて子犬を一時的に保護し、症状を治療することにしました。
Animal Aid Unlimitedの施設へと子犬を保護した後、早速診察が開始されました。診察の結果、子犬は深刻な感染症を患っており、その感染症によって顎の腫れが引き起こされていることがわかったのです。
子犬は人懐こく、診察中もおとなしく触ることを許してくれています。感染症による腫れの症状を緩和するためにも、まずは抗生物質を投与して様子を見ることになりました。
すると、翌日の朝まで症状はかなり緩和されたのです!動画で観ても、昨晩より子犬の様子もどことなく元気になったように感じます。さらに症状を回復させるため、適切な処置を施しました。
スタッフはもちろん、獣医さんたちもなるべく早く母親の元に還してあげたいという思いで、この子犬の治療を続けていたと言います。ちなみに、こちらの子犬は『パリ(ヒンドゥー語で妖精の意味)』と名付けられました!
脅威の回復力!食事も摂り母親の元へ
パリは脅威の回復力を見せ、保護されてから2日後には元気にごはんを食べることもできるまで回復しました!症状もすっかり良くなったため、子犬を待つ母犬の元へと還すことに。
すると、母犬を見た子犬は嬉しそうにお母さんに駆け寄り、夢中でおっぱいを吸っています。お母さんもどことなく安心した表情を浮かべており、素敵な光景が動画内に広がっていますよ!
しかし、子犬のケアはこれだけでは終わりません。念の為、症状を確認するために2週間ほど、子犬の様子を経過観察することにしたスタッフたち。母犬の元に戻した後もしっかり影から支える行動は、動物を心から愛していることを改めて感じさせてくれます。
この経過観察の2週間で子犬はもちろん、母犬たちも「この人たちは良い人だ」と理解したようで、カメラを向けると近づいてくる様子が映っていて可愛らしいです♡
重度の感染症を患い、食べ物を口にすることもできなかった子犬は、正しい治療を受けることであっという間に回復することができました!母犬との感動の再会シーンも素敵ですが、その後、Animal Aid Unlimitedのスタッフたちに心を開いている姿も感動的です♪
ぜひ実際の治療や回復経過の様子、さらに子犬と母犬の可愛らしい態度の変化を動画でチェックしてみてくださいね!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Animal Aid Unlimited, India