竜巻の発生を知らせて家族を守り、その後行方不明になった愛犬。飼い主は2ヵ月間探し続け、やっと愛犬と再会することができました。家は壊れ、新しい出発をする家族ですが、愛犬とともに明るいスタートが切れます。
竜巻の発生を知らせた愛犬
世界中がコロナ変異種で話題の今日このごろ。でも不幸のタネはコロナだけではありません。米国で3月初めに発生した竜巻で、人々はかなりの被害を受けました。
でも今回の話題はハッピー・エンドです。エリックさんとフェイスさんの夫婦は、竜巻によって自宅を破壊されてしまいました。そして愛犬まで行方不明になってしまったのです。
このオーストラリアン・シェパードのベラは、家族に竜巻の発生を知らせて避難させたあとで、どこかに逃げてしまっていたのでした。でも幸い、捜索開始から54日後に、やっと再会することができました。
行方不明になったベラ
米国テネシー州に住むこの家族は、愛犬ベラと久々に再会を果たしました。というのも、ベラは3月初めに竜巻が自宅を破壊して以来、2ヵ月も行方不明になっていたのです。
ベラは竜巻の発生を知らせて家族が風呂桶に隠れた直後、行方不明になってしまいました。飼い主であるエリックさんとフェイスさんは、それ以来愛犬を探し続けています。
竜巻の後、家族は何度も近所を尋ねて回り、ベラを探し続けました。自分たちの服を置いて、その臭いを頼りにベラが戻ってくることを願ってもいました。きっとベラはこのあたりに生存しているだろうと期待していたからです。
実はこれが正解でした。ベラは自宅のあった場所から8キロ離れたところで発見されました。その間も、飼い主はベラの生存を疑いませんでした。竜巻の後に近所の人々から目撃情報が寄せられていたからです。でもなかなかベラを見つけられませんでした。
目撃情報を頼りに
4月25日のことです。同じ教会の友人サラ・ロメインさんはペット・グルーマーの友人から「ベラが道を歩いているのを見かけた」という情報を得ました。彼女は嵐で行方不明になったペットを探す活動をしています。
やがてベラは建物の間から姿を現しました。さっそくサラさんがエリックさんに連絡して、彼と義弟が現場に駆け付けました。行く手をふさいでおいて、エリックさんがフェンスを越えてベラの捕獲に成功したのです。
「望みを捨てかけていたところでした。でもベラがまた家族に戻って、ほっとしています」とエリックさん。
「この子は家族の命を救ってくれました。この犬のお陰で、またやり直すことができるのです」
ベラを探し出すことで、家族はやっと完全なものになったのです。
人々はこんな感想を寄せています
・きっと子犬は大変な思いをしたことでしょう。家族と再会できてよかったね。
・なんて美しい話なの!うれし涙が出てきたわ。ベラと家族に乾杯!!!
・よかったね。でも犬は大変な困難を経験したようですね。
・素晴らしい話だけど、犬の辛さは大変なものだったようだね。
・このコロナ禍で、とてもよい話ですね。みんな幸せでよかった。
・ベラちゃん、よかったね。人間を救ってくれて、家族もみつかって、本当によかった。お腹をなでて可愛がってもらうにふさわしい犬だよ。
・家族と再会できて、犬もやっと平和な心を取り戻せることだろうね。
出典:https://www.boredpanda.com/dog-missing-for-54-days-after-ef-4-tornado-reunites-with-family/