動物愛護団体R『SPCA (英国王立動物虐待防止協会) 南オーストラリア』が保護した飼い犬は、足に1kgほどの巨大な悪性腫瘍を抱えていました。2年間も治療をせずに放置されていた犬がやっと救出され…
飼い犬に適切な治療を施さず2年間も放置

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OpvX4l7kQ54
これは『ビンディ』のお話です。
ビンディは飼い犬でしたが、南オーストラリアのRSPCAが保護をしました。その理由は…

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OpvX4l7kQ54
RSPCAのインスペクターが家を訪問すると、門に近寄ってきたビンディ。
門の下から見えるビンディの足には大きな腫瘍があり、破裂もしていました。これは、長い間放置されていたことが明らかです。
保護する経緯は明らかではありませんが、恐らく誰かが通報したのでしょう。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OpvX4l7kQ54
こうしたことから、ビンディはRSPCAによって救出される運びとなったのです。
動物虐待の罪で逮捕された飼い主

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OpvX4l7kQ54
ビンディのことは瞬く間に広がり、元の飼い主の裁判はテレビニュースになりました。
犬のビンディの足にできた約1kgの腫瘍が徐々に大きくなっているのを2年以上放置したとして、動物虐待の罪に問われた飼い主に対し、裁判官は「許し難い虐待である」 と述べました。
しかし、3人の子供の父親であり孫を持つその飼い主は、3ヵ月の執行猶予を言い渡され釈放されました。
裁判官は虐待であると認めつつも、執行猶予で釈放されたのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OpvX4l7kQ54
この判決には、多くの人が疑問をもったことでしょう。
ビンディの足の状態は…

出典:https://www.youtube.com/watch?v=OpvX4l7kQ54
ビンディは診察を受け、足の腫瘍に血液が流れ込んでいて貧血を起こしていたこともわかりました。
足にできたこれだけ大きな腫瘍を取り除くのは困難なことでしたが、獣医師はビンディのためにも手術を決行したのです。
2年間も放置され、巨大化してしまった腫瘍。
痛みや貧血に耐えながら、暮らしていたビンディに胸が痛まずにはいられません。
果たしてビンディはどうなってしまうのでしょうか。その後のお話は、後編でご紹介します。
手術までのビンディの様子を実際に動画でご覧くださいね。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA South Australia
RSPCA South Australia
▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspcasa.org.au/