ボランティアで猫の預かりをしている女性の元にやってきたのは、骨折をして手術を受けた子猫。術後のケアや安静生活の後、幸せを掴むことができました。
保護施設に収容されたものの…
生後1ヶ月にも満たない子猫が、保護施設に収容されました。
子猫に何があったかはわかりませんが、子猫の右前足は骨折しており、そのままでは動かすことができなくなってしまいます。
保護施設では治療が難しいとのことで、ボランティア団体に一時的に引き取られた子猫は手術を受けることになりました。
子猫の手術は無事成功。ほかに異常もないことから、間もなく退院の許可が下ります。しかし、保護施設では術後のケアができないため、預かりボランティアをしている女性の元にやってくることとなったのです。
子猫は『さーちゃん』と名付けられる
女性は、やってきた子猫に『さーちゃん』と名前をつけてあげます。例え一時的な預かりであっても、名前をつけて愛情込めてお世話してあげるのは大切なこと。
術後間もない子猫は、しばらくケージの中で安静生活です。
子猫ということもあり体温調整が難しいため、寒い時期でなくてもケージの中には毛布や冬用ベッドが用意されました。
食事も介助が必要な状態で、まだ1度にたくさん食べられるわけではないので数回にわけてのご飯です。
女性は子猫の口元までご飯を運び、食べさせるようにしていたと言います。
2週間後
退院してから2週間が経った頃、短時間ならケージから出しても良いと許可がおりました。
骨折した足を気にする素振りは見られましたが、おもちゃで楽しそうに遊ぶ姿にホッとしたそうです。
徐々に活発さを取り戻し、猫らしく遊びに夢中になるようにまで回復しました。
幸せに向かって
エリザベスカラーが外れ、フリーの時間も増えてくる頃には手術した前足を気にすることもなくなってきました。
2ヶ月ほど女性の元で生活した子猫は、日常生活も問題なく送れるようになり、譲渡可能と判断されて、譲渡会に参加するように!
そしてとうとう永遠の家族がみつかったのです。
預かりボランティアは気を遣うこともあり大変なことですが、こうしたケガや病気の猫では回復していく姿や幸せを掴む姿を間近で見ることができ、とてもやり甲斐のあることだと女性は言います。
こうした多くの人たちの支えによって命が繋がれていくのは、本当に素晴らしいことですね。