飼い主が亡くなり収容施設に移された14歳の猫。その事情を聞いた保護団体が駆けつけ、一時預かりボランティアの手が差し伸べられました。愛情をたっぷり受けた猫は、見違えるように元気になり、毎日甘えながら過ごしています。
飼い主が亡くなり施設へ移された猫
3ヵ月ほど前、14歳の高齢猫がオーストラリアのブリズベンにある収容施設に移送されました。呆然とした状態で元気もありません。飼い主が亡くなってしまい、困った家主が手配したのです。
出典：https://www.lovemeow.com/cat-happy-doted-turns-velcro-2657406569.html
施設にだれかがやってくるたびに、ひとりぼっちになりたくない猫は立ち上がって自分に気付いてほしいと訴えていたのです。
保護団体ベスト・フレンズ・フィーラインズがこの猫の様子を聞きつけ、すぐに一時預かりボランティアを手配してくれました。同団体のニッキーさんは「施設の人からこの猫のことを聞きました。会ってみると、とてもやさしくて人懐っこい印象でしたね」と、話します。
『ランボー』と名づけられたこの猫は、ボランティアの助けで一時預かりのケイトさんの家へ運ばれました。
「まるで骸骨みたいに痩せていました。ホルモン検査の結果、思っていたとおり甲状腺亢進症だったのです。すぐに投薬を始め、点滴とたくさんの食事を与えました」と、ニッキーさん。
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里親家庭に到着すると、ランボーは目を輝かせて喜んでいました。甘ったれで、ママさんにいつもくっついて、まるで「粘着テープ」みたいです。快適な環境と人間の家族ができて、「世界で一番ごきげん」な様子。
「すごく愛情深い猫です。人に頭をぶつけてきたり、鼻をこすりつけたりして甘えてきます」
数日後には体重も増え元気が出てきました。毛もやわらかく、ツヤが出てきています。
「ランボーはやさしい甘えっ子です。みんなと同じことをしたいのですが、高齢なので、ひんぱんに昼寝が必要です。そんなときは鳴いて人間たちを呼び、膝に乗りたいと要求しますよ」
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適切な投薬と栄養のある餌、たっぷりの愛情を受けて、ランボーの本来の甘えん坊の性格が前面に出てきたようです。毎日よく遊ぶようになり、あちこち走り回って「ひとり運動会」もやっています。よく食べ眠って、里親ママさんの服の中に潜り込んで甘えたりしていますよ。
お気に入りは、人間の肩に乗ったり、一緒に毛布をかけてもらってくつろいだり、人の足に体を寄せて甘えることです。人間にやさしくされて注目されるのが大好きなのです。
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ランボーは3ヵ月間、手厚いケアを受け、愛情をたっぷり注いでもらって過ごしてきました。
「この子には、ほかに飼い猫のいない、いつも家にだれか人間がいる環境が最適です。独特の甘え方でくっついてきますよ。きっとよい飼い猫になるでしょう」
これまで大変な思いをしましたが、いつも人間にたっぷり愛情を示してくれるやさしい猫です。ランボーが温かい膝の上で安心して居眠りできるような、すてきな飼い主が見つかるといいですね。
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