”食肉になる運命”だった悲しい目をした犬は【殺される寸前】で命の危機を脱した!

感動

中国で食肉になる運命だった犬たち。保護団体が救った21匹の中に、悲しい目のケインがいました。衰弱して命の危機を迎えたものの、何とか持ち直したこの犬は、いま新しい飼い主との幸せな未来を待ち望んでいます。

食肉になる寸前に救出

中国広西省の「玉林犬肉祭り」を前に、殺され食肉にされる寸前だった犬が救われました。

出典:https://metro.co.uk/2022/01/09/a-pooch-rescued-from-chinas-dog-meat-festival-needs-a-forever-home-15889814/

ケインの生活はこれまでずっと不幸なものでした。どうかこの犬に愛情を注いでくれる飼い主が見つかってほしいものです。

ケインは昨年の夏、「玉林犬肉祭り」の直前に救出された幸運な犬です。慈善団体「ノー・トゥー・ドッグミート」が食肉業者に交渉して21匹の犬たちを解放させたのです。でもケインはひどく衰弱していました。

幸運なことに、同団体の手厚いケアで健康を回復したケインは、いま新しい飼い主を探してもらっています。

深い悲しみにあふれた目

同団体代表のジュリア・デ・カデネットさんは「この犬がもともと、どこから連れてこられたのかはわかりません。でも深い悲しみにあふれた目を見ると、長い間苦しんでいたことは明らかです。業者たちはとても傲慢で、まったく犬のことを気遣っていませんから」といいます。

ジュリアさんによると、多くの犬が「無気力で弱っています」。臆病でボランティアと視線を合わせようともしません。しかもとらわれた多くの犬たちの中から、たった21匹しか救い出せないのは、とてもつらいことだったのです。

「犬たちが囲われた場所の外には、犬肉を宣伝する販売所がありました。店からすぐの場所で犬を殺し、肉を販売しているのです。いまだにこんな残酷なことが行われているのは、大きなショックです」

「しかも犬たちは暗闇の中で檻の中に入れられ、餌も水も与えられずにいました。1匹ずつ引きずり出されて殺されて、すぐ火あぶりにされています。瀕死状態の犬が、死んだ犬の横に並べられているのです。しかも犬の多くは盗まれたペットたちで、首輪をつけたままでした」

これからは明るい未来を

出典:https://metro.co.uk/2022/01/09/a-pooch-rescued-from-chinas-dog-meat-festival-needs-a-forever-home-15889814/

救出されたケインは、12月に病状が悪化して危険な状態になりました。でも獣医たちの努力で、徐々に体調は回復してきました。ことし中に新しい飼い主が見つかるよう、みんなが望んでいます。

「すばらしい犬たちです。生きようとする力は旺盛で、わたしたちも驚かされるほどです。この犬たちに、ぜひ最高の生活を与えてあげたいですね」

同団体のように国際的な動物保護活動を行うグループと中国政府、そして個人活動家たちは、残酷な犬肉生産を止めさせようと努力を続けています。こうした活動のお陰で、2021年12月には、中国北部にある非合法の犬肉工場2カ所が閉鎖に追い込まれました。

ネットでは「中国では非合法なはずの犬肉販売なのに、犬肉祭りが存在するなんてショックです」「犬の肉を商売にするなんて、ひどい人たちだ」といった声も寄せられています。

出典:https://metro.co.uk/2022/01/09/a-pooch-rescued-from-chinas-dog-meat-festival-needs-a-forever-home-15889814/

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