孵化したはずのアヒルの子がいない!まさか飼い猫が…最悪の事態が、まさかの結末に。種族を超えた母性に世界中が感動!
行方不明になったアヒルの子
アイルランドで農場を営むラリー夫妻。ラリー夫妻は新たな仲間を増やすため、アヒルの卵が孵るのを今か今かと心待ちにしながら日々を過ごしていました。
そしてある日、二人が納屋へと卵の様子を見に行くと、卵にヒビが入っていることに気づきます。不思議なことにその殻の中にアヒルのヒナの姿はなく、どこを見渡してもその姿を見つけることができなかったのです。
アヒルのヒナを探す夫妻の頭にふと浮かんだのは、飼い猫のデラ。夫妻はこの時、”猫があそこの小屋の鳩の巣穴から飛び降り、全てのアヒルの子を飲み込んだのかもしれない。希望は少ないと思った。”と語っています。
アヒルの子を発見
しかし夫妻は諦めずにアヒルのヒナを探し続けました。捜索から6時間が経った頃、ようやくヒナの姿を見つけることができたのです。なんと生まれて間もないアヒルのヒナ達がデラのすぐ側にいたのです。
そしてデラはアヒルのヒナを口に咥えました。
”私は考えました。あぁ、彼女は私たちの目の前で彼らを食べるだろう…。と。”
ラリー夫妻にとって愛する飼い猫であるデラが、誕生を心待ちにしていたアヒルのヒナを食べてしまう。考えるだけで胸がはちきれそうになるそんな状況に夫妻は呆然と立ち尽くすしかなかったといいます。
猫と一緒にいたアヒルの子の運命は
しかし、その様子をよく見ると…なんとデラはアヒルのヒナに攻撃するどころかその体を手入れし、あやしていたのです。
飼い猫のデラは、このアヒルのヒナ達を見つけた数時間前に子猫を出産していたのです。デラから溢れる母性が羽毛の生えた小さく頼りない子供達を守ることを選んだのでしょう。
夫妻がゆっくりとデラに近づくと、アヒルのひな達は子猫に混じってデラの母乳を飲んでいたといいます。
”みんな私の子よ。”
デラはアヒルのヒナ達を引き取り、大きくなるまでお世話を続けました。自然界においては、捕食者と獲物の関係ともいえる猫とアヒルという組み合わせ。
デラの母性は種族を超え、自分自身が命をかけて産み落とした命と同じようにアヒルの子を大切に守り、愛しました。そしてアヒルの子達は兄弟猫よりも早く成長し、あっという間に母親代わりのデラよりも大きくなりました。
現在ではヒナ達もしっかり自立しているものの、やはりデラが母親的存在であることには変わりないようで一生懸命後をついて歩き、仲良く過ごしているそうです。
デラとその子猫、アヒルの子の様子は下記動画から見ることができます♪デラが飛び出してしまったアヒルの子を大切そうに巣へと連れ戻す姿は必見ですよ!
デラとアヒルの子達のストーリーを知った人々から寄せられたコメント
・アヒル達は泳ぐことを学べたのかしら?
・アヒルの子達は猫を飼う方法を学んでいたのです。
・デラは彼らの代理母ではない。彼らの母そのものです。
誕生ではなく、愛によって。
・アヒルの成長はこんなに早いのね!子猫達はまだ小さいもの。
・信じられない!彼女がアヒルの子の尾を掴むところがすごく可愛い。
・なんて素晴らしいストーリーなの!