庭に現われた野良の子猫。2度目にやってきたとき、猫は勇気をふりしぼって人間に救いの手を求めたのです。やせて餓死寸前のところを保護され、温かい家庭も見つかって、いまは幸せな毎日を送っています。

出典:https://www.goanimals.co/kitten-appeared-in-her-back-yard-and-returned-begging-for-help/
庭にたたずむ野良の子猫
野良の生活では、いくら赤ちゃん猫でも否応なく自立しなければなりません。たとえばこの子猫をご覧ください。繰り返しやってきて、人間に「助けて」と訴えたのです。
ニューヨークのブルックリンに住む猫好きの女性・リンゼーさんは、9月初めの朝に野良の子猫が庭をうろついているのを見かけました。そっと近づくと、子猫はさっと逃げてしまいました。きっときびしい野良の経験で、人間は信用できないものと考えていたのでしょう。

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再びやってきた子猫を保護
そのあと2日間は、子猫を見かけることはありませんでした。でも3日目に、子猫が同じ場所にいるのを発見しました。今回はなぜか彼女が近づいても逃げる気配はありません。リンゼーさんは子猫を抱き上げ、部屋に連れていきました。

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容器にたっぷりと餌を入れて与えたところ、子猫はガツガツと飲み込むように食べました。可愛そうに、体はやせこけて骨と皮の状態で、ノミだらけです。今回は逃げずに助けを求めたのもうなづけます。親切なリンゼーさんを、子猫も思い切って信頼したのでしょう。彼女は子猫を抱いて暖めてあげました。

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少し状態がよくなってきたものの、子猫はまだやせ細って弱っていたので、リンゼーさんは地元の動物愛護団体「フラットブッシュ・キャッツ」に連絡をとりました。団体のボランティアが洗面台で子猫の体を洗ってあげると、なんと流した水が真っ赤になりました。血を吸ったノミだらけだったのです。
ボランティアのもとで健康を回復
ボランティアの中でもアメリアさんは、この子猫がたいそう気に入りました。そこで、子猫を『ペッパー』と名付け、引き取り手が見つかるまで自宅で保護することにしたのです。ペッパーは室内猫の生活にもすぐに慣れ、自信もついてきて、体も大きくなってきました。そしてなんと、赤ちゃんのときは青かった目の色は、だんだん濃くなってきたのです。

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やんちゃで甘えん坊の室内猫に
そしてうれしいことに、1、2週間後にはペッパーにすてきな家庭が見つかりました。いまペッパーは、ブリュスキーという名の同居猫とともに、暖かい家庭で暮らしています。

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ペッパーは家族の中で一番やんちゃ者ですが、ママに抱っこされるのが大好きな甘えん坊でもあります。
ペッパーがはじめてお風呂に入ったときのビデオをご覧ください。
保護猫を引き取るのは、とても大事なことです。この話をぜひお友達やご家族にも教えてあげてくださいね。
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