2020年4月、埼玉県を中心に活動しているNPO法人『にゃいるどはーと』さんが70代の女性が住む猫の多頭飼育崩壊が起こった現場へと突入しました。避妊手術をしていなかった結果、繁殖し続けてしまい、なんと現場に突入した時は25匹以上の猫が所狭しと暮らしていたと言います。
悲惨な多頭飼育崩壊の現場から猫たちを救出

出典:https://www.youtube.com/watch?v=oezAM-tE2is
2020年4月に、埼玉県のNPO法人『にゃいるどはーと』さんが同県内で起こった多頭飼育崩壊の現場に突入しました。70代の女性が住んでいる自宅では、猫が次々に繁殖してしまい、なんと25匹以上にも増えてしまったのです。1人の手には負えなくなった結果、にゃいるどはーとさんに依頼が来ました。
成猫、シニア猫、子猫…さまざまな猫が集う

出典:https://www.youtube.com/watch?v=oezAM-tE2is
飼育崩壊が起こってしまった自宅の家主でもあり、猫たちの飼い主でもある70代女性は、きちんと猫たちの頭数分、餌は確保していたと言います。
動画を見ても猫たちに愛情を注いでいることはわかりますが、去勢・避妊手術をしていなかったために、掃除や適切な猫のお世話が行き届いていない状態まで事態が悪化してしまったようです。
25匹以上まで増えてしまった猫たちは、成猫やすでにシニアに突入している猫もおり、中には数匹、子猫と見られる小さな猫もいました。
一度に25匹を救出することは難しいと判断し、まずは安全を確保するため、子猫たちを先に救出することに。
それぞれに合った治療を受ける子猫たち

出典:https://www.youtube.com/watch?v=oezAM-tE2is
まずは6匹の子猫たちを病院へ連れて行きます。慣れない場所に戸惑う様子を見せる子猫たちでしたが、きちんと獣医さんの診察を受け、性別のチェックや体重測定、基本的な健康状態を診てもらいます。
すると、6匹のうち2匹が重度のヘルペス、4匹が軽い猫風邪をひいていることがわかりました。どうやら家猫として暮らしていた猫たちでしたが、きちんと必要な予防接種を受けていなかったようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=oezAM-tE2is
特に、重度のヘルペスを患っている子猫がいるのを見ても分かるとおり、ヘルペスは感染しやすい病気です。多頭飼育しているご家庭では、特に注意が必要なので、25匹もいたあの家の中では、簡単に感染してしまいます。子猫はヘルペスに感染すると、特に重症化しやすいので、早いうちに治療しなければいけません。
診察を終えた猫たちは、ヘルペスを患っていた子猫2匹は一時預かりのお家へ、あとの4匹はにゃいるどはーとさんでお世話することになりました。子猫たちは全員、必要なケアを受けることで、少しずつ健康状態を回復していくとのことです。
その後

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子猫は無事に保護され、治療を受けていくことが決まりましたが、この時点では、他の成猫やシニア猫がまだたくさん残っています。順序としては、不妊手術が必要な猫や猫風邪の治療が必要な猫から救出し、保護していき、徐々に猫を救い出していく予定とのことです。
すでにあれから2年経っていますが、25匹以上の猫を救出し、必要なケアを受けさせ、預かり先を見つけなければいけないと考えると、かなり長い時間を要すると考えられます。無事に全ての猫たちが素敵な環境で暮らせるようになることを祈ります。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと
NPO法人 にゃいるどはーと
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