カリフォルニア州のAgouraアニマル・ケア・センターには、ピットブル系の雑種と思われるドーザーという犬が収容されていました。収容されてから、すでに1年経っているのに誰一人として里親候補が現れません。そんなドーザーは悲しみのあまり食欲も無くなってしまい…。
1年間、里親希望者が現れなかった犬に訪れた急展開!
カリフォルニア州のAgouraアニマル・ケア・センターには、ドーザーという名前の1匹のピットブル系雑種犬が収容されていました。彼は1年間収容されているにも関わらず、誰一人として里親候補が現れなかったのです。
きっとドーザーもいつかは里親さんに連れて帰ってもらえると思っていたのでしょう。しかし、1年待っても現れない新たな家族に疲れ切ってしまったようで、徐々に食欲も無くなってしまったと言います。
心配したボランティアによる新たな一手
そんなドーザーの姿を見て、ボランティアの人たちも「健康に支障が出るのでは」と心配になりました。そこで、彼らはドーザーの生い立ちや性格などをメッセージボードに彼の言葉を模して書き、そのボードを彼の首にぶら下げて写真を撮影したのです。
そしてその写真とメッセージボードにも書かれた手紙をSNSに投稿し、公開したのです。
SNSには、このように手紙が記載されています。
「どうして誰も僕のことを迎えに来てくれないの?
僕はこのセンターにもう1年近くいるよ。
僕は悲しくて仕方ないんだ。
とうとう食欲もなくなってきた。
ボランティアの人たちは、僕はとてもいい子だと言ってくれる。
僕は人が大好きで、子供にも優しいよ。
僕が望んでいることは、ただ誰かに愛してもらうこと、それだけなんだ。
それはもしかしたら君かもしれない。愛をこめて ドーザー」
SNSの凄さを実感!急展開に驚き
すると、ドーザーの情報は瞬く間に動物好きな人たちの間で広まり、SNSで拡散されていったのです。
多くの人たちによるSNSを使った壮大な里親探しが始まり、すぐに複数の家族がドーザーに興味を持ち、問い合わせが来たと言います。その数なんと96本!!驚きですよね!
さらに、そこからわずか数日で「里親になりたい」という希望者が殺到し、ついにドーザーの里親が見つかったのです!
1年間、収容所で待ち続けたドーザーには里親希望者が現れませんでした。しかし、SNSで拡散したところ、すぐに問い合わせが殺到し、待ちに待った里親さんが見つかったのです。改めてSNSの凄さを実感しますね。
まとめ
近年、さまざまなSNSが普及されており、動物保護団体やボランティア団体などもSNSを駆使して情報を発信しています。それほどSNSは多くの人々に影響を与えやすいのです。
今後もSNSを上手く活用し、より多くの動物たちがドーザーのように救われることを願います。