見ているこちらまで肝を冷やすような光景が。交通量の多い高速道路のど真ん中にうずくまるのは…怯えて身動きが取れなくなった子猫でした。
道路で行き交う車を止める男性
ベルギー・モンスでの出来事。
バイクで走行しているライダー目線で始まるこの動画、何故かライダーはスピードを落とし「ノー!」と叫び声をあげます。
すぐにバイクを路肩に寄せ、バイクから降りて振り返るとそこには同じように路肩に寄せて停車する一台の車が。
車から飛び降りてきた男性と会話を交わしながら、ライダーはきた道を急いで駆け戻りながら、手をあげて対向車線を走ってきている車をとめます。
道路にいたものとは?
”おいで、ちびっ子。こんなところで何をしているの…?”
優しく声を掛けながら近寄った先には…怯えて身動きが取れなくなった小さな子猫が。ライダーは無事、子猫を抱き上げることに成功しました。
道路で救出された子猫の運命は
車から降りてきた男性は、ライダーに”この子をどうする?”と問いかけます。ライダーは”残念ながら私は猫アレルギーです。しかし、私は彼をここに残すことはできません。”と答えます。
無事保護されたものの、猫アレルギーを持つ彼が引き取るのは難しいかと思われましたが…。
車の男性:おいで、ちびっ子。迷ってしまったのかい?
ライダー:この辺りに置き去りにされたのではないでしょうか。
他にこんな場所にいる理由がない。車の男性:この子を私に任せてはくれないかい?
ライダー:あなたが連れて帰ってくれるのですか?あぁ、ありがとう!
車の男性:この子の母親や兄弟などは見かけてはいないよね?
ライダー:はい。こんなところにはもういないかと…。
車の男性:僕はこの子を置き去りにはしないよ。
ライダー:本当にありがとう!さようなら、良い一日を!
ライダーに代わり車の男性が子猫を連れ帰ってくれることに。
幸運な子猫は、保護当時生後8週〜9週程だったそうです。女の子の茶トラ猫で「シルキー」と名付けられ現在も幸せに暮らしているとのこと。
心優しいフランス人男性2人の救出劇はまたたく間に話題となり、2人の判断、行動に称賛の声が寄せられています。
このストーリーに寄せられたコメント
・彼の「ノー!」と叫んだ声。本当に心配していることが伝わった。
・自然と生まれた連帯感…素晴らしいね。とても的確で正しい行動ばかり。
・子猫も助けられてホッとした表情を浮かべているように見える。
・勇気、愛のある行動を本当にありがとう!
・泣いてなんかいない…ただ心が震えているだけだ。
・彼らが気づき、そして行動しなければこの子猫はすぐに…と思うと感謝しかない。