財布が見当たらないと探していた飼い主は、愛犬の不調に気づきました。獣医に診せたところ、胃の中にたくさんの硬貨が入っているのを発見。さっそく緊急手術を受け、危機を脱しました。
硬貨を飲み込んだ子犬
ビション・フリーゼ犬の「デイジー」は、飼い主の財布に入っていた硬貨を20個も飲み込んでいるのがわかり、緊急手術を受けました。

出典:https://metro.co.uk/2022/06/13/bichon-frise-puppy-has-emergency-surgery-after-swallowing-20-coins-16819108/
デイジーはイギリスのダービーに住む生後12週間で、ビション・フリーゼ犬の混血種です。飲み込んだのは、1ペンス硬貨13個、5ペンス硬貨3個、20ペンス硬貨2個と大きな1ポンド硬貨2個(合計で2ポンド68ペンス)です。
写真には、デイジーが腕に包帯を巻かれ、点滴につながれてぼんやりしているようすが映っています。そばには硬貨の入った袋が置いてあります。
幸い、デイジーは帰宅して回復中だそうです。
財布が見当たらない!

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飼い主のイヴァナさんは、財布が見当たらないと思っていました。でもまさか愛犬が食べてしまったとは思わなかったのです。そのうちデイジーの食欲がなくなり、嘔吐を始めたので心配になりました。しかも吐しゃ物の中に、なんと2ペンス硬貨が混ざっていたのです。
さっそく獣医による慈善団体「PDSA」に連れていき、診察を受けました。胃の閉塞が原因だと判断した医師は、麻酔をかけてレントゲン撮影を行ったのです。

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取り出された硬貨の量を見たイヴァナさんは、あらためてショックを受けました。
「最初PDSAから説明を受けたときは、自分の耳を疑いました」と彼女はいいます。
「財布がみつからなくて、あちこち探しても発見できませんでした。まさかデイジーが犯人だったなんて。犬がこんなものを飲み込むなんて驚きです。調子が悪くなったときは、ひどく心配しました。うちの4歳の娘はデイジーが大好きで、とても気にかけていましたから」
「新記録」間違いなし

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手術は大成功でした。翌日に、デイジーは痛み止めの薬と抗生物質をもらって自宅へ帰ったのです。
看護婦のサリー・ファースさんは同病院で働いています。彼女によると「デイジーは新記録を作りました。こんなに小さい犬があれだけ多くの硬貨を飲み込んだなんて、いまだに信じられません」とのことです。
「硬貨が閉塞を起こしていて、放置していたら致命傷だったでしょう。飼い主がすぐにうちの病院へ運んだのは正解でしたね。その後、経過観察のため来院しましたが、順調に回復しています」と彼女はいいます。
出典:https://metro.co.uk/2022/06/13/bichon-frise-puppy-has-emergency-surgery-after-swallowing-20-coins-16819108/