体に”ウジ虫”がたかり「足の切断が必要」と言われていた猫は奇跡的な回復を遂げる

感動

保護された子猫は歩くこともできず弱っていました。獣医は足の切断をすすめましたが、心やさしい女性が里親としてひきとりケアを続け、元気な甘えん坊の子猫に変身させたのです。

路上に弱った猫がいる!

出典:出典:https://www.lovemeow.com/kitten-crawling-road-run-purring-2657563190.html

交通量の激しい道路を、這って動いている子猫が発見されました。通行人の女性が車をさえぎって猫を保護したのです。

子猫はずいぶん弱っていて無気力だし、後ろ足をだらりとひきずっていました。自宅に連れ帰った彼女は、動物保護団体に通報したのです。

「その団体からわたしに里親になってほしいと連絡がありました。もちろん承諾しましたよ」というのは、米国ラスベガスで医療専門の里親ボランティアとして活動するエレン・リッチャーさんです。

足の骨折以外にも問題が…

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「マリアーノ」と名づけられたこの子猫は、かなり危険な状態でした。頭をもたげる力もないようです。エレンさんが点滴とチューブによる給餌を行ったところ、弱った状態ながらも少し元気が出てきたようでした。

体もずいぶん汚れていて、ウジ虫がたかって感染症を起こしていました。できるだけきれいにしてあげると、子猫は小さなゴロゴロ音をたてて喜んでいました。

「きっと生まれて初めて愛情をこめて扱われて、気持ちがよかったのでしょう」と彼女はいいます。

獣医の診察では、骨折をしている足のほかにもいろいろ健康上の問題があるとのことでした。

「でも足を切断しないでくれと懇願したのです。治るチャンスがあるなら、それに賭けたかったからです」とエレンさん。

急速に回復してきた子猫

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「さっそく投薬治療を始めました。すると数時間のうちにウジ虫は消え去り、数日後にはケガをした足に体重をかけられるほどまで回復したのです。これには驚きました」

マリアーノは医者が「足を切断すべきだ」と診断したのを聞いていたのかもしれません。強い意志でそうならないように頑張ったのです。それから数日たつと、栄養たっぷりの餌と手厚い看護のおかげで、後ろ足を使って立ち上がることができるようになりました。4本足でバランスもしっかりとれるようになり、歩き始めたのです。

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この進歩にはエレンさんもびっくり。そしてこれなら、ケガをした足を切断せずにすむだろうと自信が出てきたのです。

この猫にはいろいろ病気がありました。でもそのたびに頑張って乗り越えてきました。横隔膜にヘルニアが見つかり、緊急手術をしたあとも、マリアーノはすぐに立ち直って歩き出し、エレンさんに鳴いて甘えるほどでした。

この猫の生きようとする力には、目を見張るものがあります。療養中は、エレンさんがしっかりそばについて、愛情とケアをたっぷり注いであげました。

その後7日ほどで、ふたたび4本足で立ち上がれるようになりました。それだけではありません。走ったり跳びあがったり、まるでふつうの子猫と同じように遊ぶこともできるようになったのです。

元気な甘えっ子に変身

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エレンさんの声がすると、マリアーノはかけ寄ってきます。動くオモチャを追いかけたり、養育室にいるほかの猫に会いたくてベビーサークルを跳びこえたりしています。ときどき足がぐらつくこともありますが、マリアーノはそんなことには動じません。

「骨折した足を何度もレントゲン撮影しました。驚いたことに、自然にすっかり治っているのです。この子は強い猫で、さまざまな健康上の問題を乗り越えてきました。かわいい子猫として、いまは楽しい毎日を送っていますよ」

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いつも活発に走り回り、ゴロゴロ音をたてて甘えるマリアーノ。常にエネルギーにあふれ、うれしそうにフミフミをしたりゴロゴロと満足な声を上げたりしています。

「奇跡的な回復です。大方の予想に反して、すっかり健康な子猫になったのですから」

元気になったマリアーノには、すてきな飼い主も現れました。

「新しい家族は、マリアーノのことをネットで知り、その後ずっと気にしてくれていたそうです。この猫にぞっこんなのです。年長の同居猫がいるそうです。一緒に遊んだりして、仲良く過ごすことができるでしょう。わたしはマリアーノとの別れがつらいですが、この猫にすばらしい未来が待っているのをうれしく思っています」とエレンさんは話してくれました。

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