旅行やお出かけの際に、愛犬をペットホテルや動物病院に預ける飼い主さんもいるのではないでしょうか。ソウルの動物病院で起きた衝撃の事件は、他人事ではないのかもしれません。
愛犬ではない犬が引き渡され…
飼い主は、5月31日から6月3日まで旅行のためにマルチーズの『ビョル』(4歳)を動物病院に預けました。
ペットホテルではなく動物病院なら、愛犬に何かあっても安心という気持ちもあったでしょう。
そして、旅行から戻った6月3日。飼い主が動物病院にビョルを迎えに行くと、動物病院の院長はまったく違う子犬をビョルと言って飼い主に引き渡します。
飼い主は慌てて院長に事情を尋ねると、「しばらく病院の扉を開けていた隙に逃げ出してしまった」とのこと。
ビョルの捜索開始。しかし…
飼い主は、失踪してしまったビョルを探し出したい一心で警察に届け出すると共に、見つけてくれた人には500万ウォン(約50万円)の謝礼金を出すというチラシを作りました。
しかし、衝撃の事実が発覚することとなるのです。
実は、飼い主が旅行中の6月1日、動物病院はほかの安楽死をさせる犬と間違えて、ビョルを安楽死させてしまったのです。
死に化粧をされ、すでに火葬までされていた事実を動物病院は隠し、違う子犬をビョルと偽って渡そうとしたり、失踪してしまったと嘘をついたり、飼い主の毎日の確認電話に元気と答えていたことなど、悪質極まりない対応。
事実がすべて明らかになると、院長は謝罪をしてきたそうですが、ビョルの命は戻ってくることはありません。
飼い主は衝撃の大きさから心身に不調をきたし、病院に搬送されることになりました。現在も心身の安定のための治療が続けられているそうです。
あってはならないミスに加え、隠蔽しようとした動物病院。こんなことが2度と起きないことを祈るばかりです。