スイマー子犬症候群で生まれた子犬は奇跡的に歩くことができました。
難病を持って生まれた子犬の未来

出典:https://www.youtube.com/watch?v=G-KYUAHTwTo
それは2013年、彼がまだ子犬だった頃のことです。『ミック』という名前の小さなボストンテリアの人生は、かなり厳しい上り坂の闘いからスタート。彼は、平子犬症候群とも呼ばれるSPS(スイマーパピー症候群)を持って生まれてきました。一般的ではありませんが、猫だけでなく一部の犬でも発症することがあるのです。

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彼は歩くことも立ち上がることもできないかもしれない、成長するにつれて手足が外側にねじれたりする発達奇形。そのために、永久的に泳いでいるような状態になるのだといいます。
さらに、SPSを発症した動物は、胸部や胸郭が扁平になっていることが多く、呼吸や食事など、他の問題を引き起こす可能性があるそうです。この症候群を持って生まれた動物の多くは安楽死させられることが多いそうですが、 この症候群自体は治療不可能ではないとされているといいます。
大きなチャンスと希望
忍耐力と早期発見があれば、理学療法によって管理することができることから、ニューヨーク州ロチェスターの『ミア財団』は、生後約6週間のミックを助けるために救助を求められました。
財団はミックをあきらめることなく、毎日1日4回、1回15分のセラピーを受けさせました。やがて、ミックが自力で立ち上がることができるようになったとき、その努力が実を結び、ついに自分で立つことができるようになったのです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=G-KYUAHTwTo&feature=emb_logo
しかし、驚くべき変化が起きていたのはそれだけではありませんでした。その数週間後、信じられないような成長をみせ歩けるように。
その後、ミックは歩いたり、走ったり、遊んだり、「普通」に充実した生活を送れるようになりました。彼の飼い主さんは、奇跡の旅路を世界の誰もが共有できるように、ミックのFacebookを立ち上げ投稿を続けています。

出典:https://www.facebook.com/theamazingmick/photos/1086973471362901
ミックは2020年5月に8歳の誕生日を迎えます。家族や仲間たちと幸せに暮らし、自由に駆け回り人生をエンジョイ中!