突然の出会い…保護した「まっくろくろすけ」はクールビューティに!

くろこちゃん 感動

今回ご紹介する保護猫ストーリーは、「naonao」さんと約13年前に保護したまっくろくろすけこと「くろこ」ちゃんのお話です。ある日、naonaoさんは仕事中に運転していた車の中から、1匹の子猫を発見。そのまま保護し、自宅へと連れ帰りました。

突然訪れた「まっくろくろすけ」との運命の出会い

くろこ

今回紹介するお話を投稿してくださったnaonaoさんは、現在、2人のお子様とご両親、そしてすでに高齢の猫さんと暮らしていると言います。今回紹介する保護猫ストーリーは、この高齢猫「くろこ」ちゃんを保護した時のお話です。

仕事中に道端に落ちているところを発見

保護当時

2009年5月13日、naonaoさんは仕事中に通りかかった道路脇に何か小さくて黒い「もの」が落ちていることに気づきました。運転中だったnaonaoさんは、車の中からその「まっくろくろすけ」によく似たものを見つめながら、少し先で車を停車させ、近づいてみることに。

近づいてみてわかったのは、なんと道路脇に落ちていたのはまだ小さな黒い子猫だったということ!ここの道路は交通量が多かったため、「なぜこんなところに子猫が?」という疑問と同時に、「こんなところに子猫だけで大丈夫なのだろうか」と不安に駆られたと言います。

歩道の脇には高い塀があったことから、もしかすると塀の上をお母さんと一緒に移動していたところ、落ちてしまったのかも…と考えたnaonaoさん。交通量の多い環境に驚いてしまい、お母さん猫が姿を隠しているかもと思い、しばらく少し離れた場所から様子を見守っていたと言います。

しかし、一向にお母さんが迎えに来る気配はなく、交通量の多い道路に近い場所で子猫もうずくまっている状況を見て、このままではあまりに危険すぎるとnaonaoさんは判断。これ以上は危ないと感じ、仕事中ではあったものの、子猫を抱えて車へと乗り込み、自宅へと向かったそうです。

naonaoさん宅の家族の一員に!

くろこの下から目線

保護した当時、子猫はまだ手のひらに収まるほど小さなサイズだったと言います。毛の色は真っ黒ではなく、近くで見るとハチ割れ模様、短いソックスを履いたような目がまんまるの可愛らしい女の子だったそうです。

よほど交通量の多い道路に置き去りにされたことが怖かったのでしょう。naonaoさんが抱きかかえて車に戻った時、子猫は「にゃぁにゃぁ」と不安そうに鳴きながらnaonaoさんにしがみついてたと言います。naonaoさんに保護されて、きっと安心したことでしょう。

実は、保護した当時、naonaoさんのご自宅には、すでに高齢の先住猫さんがいらっしゃったそうです。そのため、「愛猫と仲良くできるかな」という不安があったそうですが、その心配は不要でした。

子猫は物怖じしない性格だったようで、naonaoさんの自宅に着くと問題なく過ごしてくれたそうです。先住猫さんも攻撃したり威嚇したりする様子は見られず、少し離れた場所から見守っているような様子を見せ、家族一同、子猫の仲間入りを暖かく受け入れてくれたことに安心したnaonaoさん。

翌日には動物病院に連れて行き、しっかり必要な診察をしてもらったところ、生後4ヶ月ほどの女の子であることが判明。道路に置き去りにされるまでは、しっかり実のお母さんに栄養をもらっていたようで、衰弱した様子もなく健康的でした。

何の問題も無かったことに安心し、家族の一員として改めて正式に迎えられた子猫は、名前をまっくろくろすけではなく「くろこ」と名付けられました。

クールビューティーに成長した「くろこ」

元気なくろこ

くろこは道端に置き去りにされていたところを保護されたため、正しい誕生日は分かりません。そのため、naonaoさん宅では、家に迎えられた5月13日を誕生日として、毎年祝っていると言います。

残念ながら、くろこを暖かく見守り迎えてくれた先住猫さんは、くろこがやってきた1年後に老衰で亡くなってしまったそうです。 naonaoさんたちご家族は、長年一緒に暮らしてきた先住猫さんを失い悲しみに暮れていましたが、元気いっぱいなくろこがいたことで、ペットロスに陥らず、乗り越えることができたと言います。

くろこ

そんな家族を支え、明るい毎日を与えてくれるくろこは、現在、保護されてから13年の年月が経過し、今では立派なおばあちゃん猫に。

窓越しに見てくる

子猫の頃から成長するに従い、どんどん美しさを増していったくろこは、naonaoさんによると「家族と一緒に寝ることもなく、抱かれることもしない、遊ぶこともしない、気が付けば距離をおいてそばにいる」…そんなツンデレクールビューティ猫様に成長したそうです♡

まとめ

くろこちゃん

ある日、突然naonaoさんの目の前に現れたくろこ。運転中に偶然naonaoさんが発見したという運命的な出会いを果たしたくろこは、その日のうちにnaonaoさんの家族の一員となり、家族に明るい希望をもたらしてくれました。

今ではnaonaoさんのご自宅の女主人のように、ありとあらゆる場所でのんびりお昼寝を満喫しているというくろこは、naonaoさん一家にとって、かけがえのない存在として毎日愛情を注がれています。

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