それぞれの事情で家を留守にしなければならない人々に『猫のお世話』を提供しながら旅を続ける女性がいることをご存知でしょうか。これまで節約した宿泊費用は約2万8千ドル、斬新かつ彼女の人柄があってこそ叶えられた素晴らしい策についてご紹介します。
宿泊の対価は、キャットシッター

出典:https://onecatatatime.co/
世界中を旅してみたい…そう願ったことがある人は決して少なくはないかもしれません。とはいえ実際問題、時間の確保はもちろん切って離せないのが宿泊費等の金銭的な問題。それがネックとなり諦めてしまうというケースも珍しくありませんよね。
トラベルライターとして活動するマドリン・ゴーリーさんもその1人。しかし、彼女は諦めるどころかその問題にぶつかった時、とても素敵なアイデアを思い付いたのです。
それは、キャットシッターを必要としているお家に『愛猫のお世話』を対価として宿泊させてもらうというもの。
『ある日、職場でキャットシッターについて知り、帰宅してすぐにその方法を調べました。最初に出てきたのが”トラスティッド・ハウスシッタース”というウェブサイト。2017年に契約し、以来毎年更新しています。』と、語るマドリンさん。
ウェブサイトを通じて、キャットシッターを求めている家族の元へ向かい、愛猫のお世話をしながら旅も楽しむ。このような方法で、さらに活動場所を拡大しながら、彼女はたくさんの猫たちとの出会い、そして旅を楽しんでいます。
『主に米国で留守番と猫のお世話をするシッターをしてきました。7月1日からはカナダへ行く予定です。モントリオールで2週間半、そのあとオタワに移って別のお家でシッターをします。カナダに滞在中、できればトロントかケベックにも行きたいですね。将来はシンガポールや香港、日本、ニュージーランドにも行ってみたい。寒い時期にカナダの別の地域も尋ねたいと思っています。』
『自国のオーストラリア各地でもシッターをしてきました。ローンセストン、ダーウィン、ニューキャッスルやシドニーなど。国内の別の場所でもシッターをしたいと思っていますが、コロナ禍が落ち着いて各国が国境を開放してきたので、やはり国外を訪ねてみたいですね。』
50匹以上の猫たちとの出会いも宝物

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『2017年12月以来、50匹以上の猫たちのお世話を任せてもらいました。その多くは元保護猫。人々がブリーダーから購入するのでなく、施設から猫を迎えてくれるのは素晴らしいことです。これまでに世話した猫の中には、ラグドールやシャム猫、ペルシャ猫などもいます。』
『高齢の猫のお世話をすることもあります。今年2月には、ソルト・レイク・シティで20歳の猫『ボーンズ』をケアしました。これまで面倒を見た猫の名前は全部覚えています。』
『1人で旅をするので、毎日猫の待つ家へ戻るのは、旅先で友人ができたような気持ちになります。お世話をすることで責任感も持てるし、日常生活のリズムも保てます。2、3ヵ月旅を続けていると、生活のリズムを保つのは大事なことです。』
なんとマドリンさんは、出会った猫たちすべての名前を憶えているのだといいます。それは些細なことのようで、彼女の人柄を表しているものでもあります。
この素晴らしいアイディアから生まれた旅と猫たちとの出会いは、彼女のブログからチェックすることができます。いつか日本へやってきてくれる日が楽しみでなりませんね!
出典:https://www.boredpanda.com/woman-travels-catsitting-madolline-gourley/?utm_source=google&utm_medium=organic&utm_campaign=organic
この投稿に寄せられたコメント
・すてきな仕事ね。猫が大好きなので、ぜひやりたいわ!
・もっと前に知りたかったわ。今となっては無理だけど、若いときにやりたかった!
・夢のような仕事ね!
・9歳の娘にとって、マドリンさんの仕事は夢の職業です!