ロサンゼルスの保護団体『HOPE FOR PAWS』の元に、何時間も横になったまま動かない犬がいるとの通報が入ります。誰かに蹴られて内臓が破裂していた犬は、緊急手術によって命を取り留めることができました。
建物の陰に身を潜めていた犬

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Y6cKXZiUsG0
HOPE FOR PAWSの元に入った1本の連絡。犬が何時間も横になったまま動かず、食べ物も水も受けつけないようです。
連絡を受けて現場に向かうと、建物の陰に横たわる犬がいました。
まずは、犬が逃げ出さないように簡易フェンスで周りを囲います。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Y6cKXZiUsG0
犬を発見した人が用意したドッグフードや水に口をつけることもなく、ただ横たわっている犬。
かろうじて上半身を起こすことはできるようですが、どこか様子がおかしいのは明らかでした。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Y6cKXZiUsG0
布のリードを首にかけるときも、顔をそむけようとするだけで逃げる気配はありません。
もちろん、このときHOPE FOR PAWSのメンバーは犬が大ケガを負っていることなど知る由もなく、犬は痛みでどうすることもできなかったようです。
ケージに誘導

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Y6cKXZiUsG0
リードを引くと立ち上がり、ゆっくり歩きだしてくれましたが、ケージに入るのはためらっているようです。
緊張からか何度もあくびをして、座り込んでしまいました。犬に『アントニオ』と名前をつけます。
時間をかけて信頼してもらうと、アントニオは何とかケージに入ってくれました。
病院へ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Y6cKXZiUsG0
ケージを車に積み込むと、そのまま病院に直行します。明らかに体調が悪そうなアントニオは、急患として診察してもらうことに…。
超音波検査(エコー検査)では腹部に内出血が認められ、そのまま緊急手術となりました。
獣医師によれば、脾臓が破裂しており、肝臓もダメージがあったとのこと。恐らく人間に強く腹部を蹴られたのだろうということです。
かなり重症で、今日手術をしていなければ命を落としていただろう。とも。
発見、通報、保護、手術と間髪入れずに進んだことがアントニオの命を救うこととなったのです。
その後…

出典:https://www.youtube.com/watch?v=Y6cKXZiUsG0
病院で手術を受け、回復したアントニオは一時預かり施設に移動しました。そして、永遠の家族と巡り会うことができたのです!
元気いっぱいで幸せそうなアントニオの姿を実際に動画でご覧ください。動画を見ることは保護活動の支援にもつながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws – Official Rescue Channel
Hope for Paws
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