シェルターに保護され、なかなか引き取り手の見つからなかった犬ココは、やがて映画業界で働く家族の元へ。そして大ヒット映画に出演し、いまや「俳優犬」として脚光を浴びています。
飼い主の見つからなかった犬ココ
出典：https://www.thedodo.com/daily-dodo/coco-the-shelter-dog-lands-role-of-a-lifetime-in-prey-a-hit-hulu-movie
犬のココはきっと、有名になって脚光を浴びたいとは願っていなかったでしょう。でもいまは大ヒットした映画に出演した「有名俳優」なのです。
ココはこれまで何度も家を移った末に、やっと現在の飼い主家族に出会いました。そのおかげで、意外にも映画スターになったのです。
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「ココは迷い犬でした。数週間は近所の人が世話しながら飼い主を探したのですが、なかなかみつからず、このまま飼い続けることもできなかったのです」というのは、動物保護団体「ライフライン・アニマル・プロジェクト」でソーシャルメディア調整担当をしているクロエ・アーリントンさんです。
そしてココは保護シェルターへ移されました。里親家庭に一時預けられたこともありましたが、そのままそこで飼い続けるのは無理でした。
「ふたたび保護シェルターに移されたココは、ここで飼い犬を探しに来た家族と出会いました。幸運なことにお互いを気に入って、家族になったのです」
出演した映画が大ヒット
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新しい家族はエンターテイメント業界で働いており、映画「プレデター：ザ・プレイ」にココを出演させることにしました。ココの役は「サリー」で、女優のアンバー・ミッドサンダー扮する「ナル」の忠実な子分役です。
「家族に忠実なだけでなく、ココには熱心な調教師もついています。これからもっと出演作が増えるかもしれません。だってこの犬は活動的で知識欲も旺盛なのですから。仕事はココに満足感を与えるのです」とクロエさん。
（投稿文）
「フルトン郡動物サービスにいた元保護犬が、有名俳優になりました。2021年はじめに預かった犬ココは、この夏大ヒットした映画『プレデター：ザ・プレイ』に出演しているのです。この映画が先週ストリーミング・サービスで公開されると、これまでで最高の評価を獲得しました。出演しているココにも注目が集まり、『まるで犬版メリル・ストリープのような名優だ』という声も出ています。」
陽気な性格でまわりを魅了
（投稿文）
「ココはこれまで演技を学んだこともなく、この映画を制作する仕事をしている家族に引き取られただけの犬です。でも『サリー』の役柄を見事にこなしました。最初は端役の予定でしたが、オーディションのときの観客の反応がとても良かったので、ダン・トラクテンバーグ監督が出演場面を増やしたのです。主演の女優アンバー・ミッドサンダーさんも『熱心で、めちゃくちゃなところが少しあるけど、すごくかわいいの』と評価しています。たしかにココと共演するには辛抱と寛容な態度が必要ですが、ココのイタズラで陽気な性格は、出演者やクルーたちをすっかり魅了してしまいました。ココの人気のほどから考えて、多少の辛抱は、した甲斐がありましたね」
（投稿文）
「現在のココの幸せな毎日を、とてもうれしく思っています。保護犬でもチャンスを与えられれば脚光を浴びる可能性があることを、ココは示してくれました」
ココは毎日幸せです。この犬の存在は、元保護犬でも立派な活躍ができることを証明していますね。
出典：https://www.thedodo.com/daily-dodo/coco-the-shelter-dog-lands-role-of-a-lifetime-in-prey-a-hit-hulu-movie
